漫談ネタの作り方

一人話芸の漫談のやり方について書いています。

やり方


コントは舞台上で演じることで「別の世界(仮想の空間)」を作るのに対し、漫談は観客と「同じ世界(現実の空間)」にいて話を聞いてもらいながら行います。
ちなみに、舞台に入ってきた時点で芸人自身にキャラクターを付けても構いません。
ただし演技は付けても良いですが、コントのようにネタをすべて劇にしてはいけません。劇をした(※「別の世界」を作る)としても、それに対して観客と「同じ世界(現実)」に戻って反応(ツッコミ)をする必要があります。

漫談は、漫才を一人でやるようなものです。
漫才は、一方が何かを話し、もう一方がそれに対して反応します。

それに対して漫談は、自分で何かを話し・演じ、それに対して自分で反応します。
ちなみに、落語は一人で(※冒頭部分の「枕」は観客と「同じ世界」で、以降の)ネタをすべて劇にして、舞台上に「別の世界」を作る(演じる)方法です(※「落ち」の後に「同じ世界」に戻ります)。要するに、漫談とコントを合わせたようなものです。

話の展開


複数の話
複数の話を展開させます。
例えば、身に起こったエピソードや話のテーマを複数披露していきます。
複数のエピソードやテーマを展開させるので、それぞれの部分にオチがあります。

一つの話
一つの話を展開させます。
例えば、身に起こったエピソードや話のテーマをひとつだけ披露していきます。
一つの話やテーマを展開させるので、最後にだけオチがあります。

話の種類


実体験
自分が体験したエピソード(トラブル)について語ります。
※本当に体験したかどうかは本人のみぞ知る…。
例: にしおかすみこ, 濱田祐太郎

創作話
自分が体験した作り話について語ります。
※常識的・現実的にはありえないおかしな発言・行動について語ります。
例: スギちゃん

テーマ
何かしらのテーマをお題として語ります。
※主張・持論など。
例: あべこうじ, ナオユキ

人物
有名人や一般人(世間、もしくは結果的には観客に向けた話)について語ります。
※主に毒舌。そのため、有名人を対象にした話の場合はインターネット上で批判・中傷されやすいです。
例: だいたひかる, 長井秀和, 波田陽区, 綾小路きみまろ


笑いの誘い方


納得感を作り出す
漫談のコツは、なんといっても話に納得感を作り出すことです。
確かに言えてる!確かにそうなるだろうな~!などのように、話のつじつまを合わせることで観客に納得感を与え、面白さを作り出します。

あるあるネタ
日常生活には個性的な出来事が起こります。
その誰もが思ったり、起きたりしていることをネタとして言ったり、再現したりします。

ツッコミを入れる
自分の発言・行動のボケどころのあとに、ツッコミを入れます。
また、話している内容に対して観客が思っている心理に対してツッコミを入れます。

コツ


ブリッジを入れる
複数の話をする場合は、話の前後に区切りとなるような台詞や動作を入れるといいでしょう。
※話の前後に区切りを入れなければ、一つの話の終わりがどこか分かりづらくなります。

ギャグを入れる
決まった台詞・動き・ポーズなどをネタの中に入れると、観客に覚えてもらいやすくなります。
※棒立ちでネタをするより、面白さを付け加えられます。

キャラを付ける
口調を付ける(言葉遣いに特徴を持たせる)、衣装を着る(コスプレする)、メイクをするなどして、話を活かすためのキャラクターを付けるといいでしょう。
※素の自分でネタをするより、面白さを付け加えられます。

ネタの流れ


登場
(舞台に)登場したとき
  • 掛け声(登場したことに気づいていない観客の気を引きます。例: 「ど~も~!」)
  • 自己紹介(自分が誰なのか説明し、観客に覚えてもらいます。例: 「○○です!」)
  • あいさつ(礼儀。例: 「よろしくお願いしま~す!」)
※必要だと思うものを選んで組み合わせてください。
※文言の内容や順序は、自由に変えてもらっても構いません。
※自己紹介では、「本名・芸名・ニックネーム」「所属・肩書」「個性的な情報」などを言います。


話のメインの部分

終わり
ネタを終えるとき
  • 締め(ここでネタを終えると伝える。例: 「以上!」)
  • 自己紹介(最後にもう一度名前を言い、覚えてもらいます。例: 「○○でした!」)
  • お礼(礼儀。例: 「ありがとうございました!」)
  • 次回(印象付け。例: 「また、お会いしましょう!」)
※必要だと思うものを選んで組み合わせてください。
※文言の内容や順序は、自由に変えてもらっても構いません。

あとがき


漫談は、広い場所や道具・舞台セットなどを使わず話ひとつでネタを行えるため、場所を問わずできる強みがあります。
ただし漫談は、話をするだけなので非常に地味になりやすため、それを克服する必要があります。

※今回の記事を編集するにあたり、テレビで人気になった漫談をする芸人さんを調べましたが、キャラを作っている人のほうが売れているような気がします。