ビジネスに一番必要なもの

ビジネスマンには何が必要か?
才能?トーク力?それとも…。

事前に対応すべき問題が明白な問題(対処法を事前に教育されている問題や文章化された問題)に対しては過去に得た知識や経験、また、先駆者(先輩)からの教育・指導で対処できる。
どのような問題が発生しているのかがはっきりとわかっていれば、それに対応すべき方法で問題解決できる。
ただし学生時代に覚えた知識の大半は、日本人として日本文化を知っておくべき的な勉強だったり、学生時代に多種多様なジャンルに触れさせて日本の文化・産業の発展につなげる的な勉強だったり、基礎学力の向上を目的としているためビジネスでは実践的ではない内容だったりと、ムダなことが多い。
やはり、実践的に役立つのは、先駆者(先輩)から教育・指導された内容(業務手順)ぐらいのものになるが、これだけで仕事をこなすには不足する。

ではビジネスには何が必要か?それは自習である。
仕事に即した実践的に使える勉強を日常的に行うことで、仕事の作業効率を上げるのが一番賢いやり方だ。
具体的に何を勉強するのかは個々の業務内容によって違うため、方法論としては職種・業種に合った最適なものを各個人で探す必要がある。
仕事は「人」「物」「金」「情報」に区分でき、自分の仕事内容に合った情報を徹底的に集め、頭に叩き込む。


  • 人脈・信頼関係作り(社内・社外)
  • 顧客作り(リピーター・長期契約者)
  • 対人折衝能力(相手の心を読む「読心術」・会話を弾ませる「トーク術」・相手の気持ちを惹く「人心掌握術」・人間関係を円滑にする「コミュニケーション術」・商談に強くなる「ビジネストーク術」・お客に物やサービスを売る「セールストーク術」)


  • ビジネスツール(携帯できる便利なもの)
  • オフィスツール(デスクワークの効率を上げるもの)
  • ビジネスファッション(清潔感・誠実さのある装い)


  • 経費
  • 昼食費(ビジネスランチ)
  • 交際費
  • 交通費

情報
  • ビジネスノウハウ
  • 免許・資格
  • (外国語)
  • インターネット(自分のニーズに合った情報源)
  • テレビ(交際のための情報源)
  • 新聞(簡潔にまとめられた時事情報)
  • 雑誌(簡潔にまとめられた専門情報)
  • ラジオ(交際のための情報源)

例えば、目の前の広場に見えない落とし穴があったとする。
この落とし穴に落ちないように進むにはどうすれば良いか?
ここでわざわざ落とし穴に落ちる経験をしてから同じ穴には落ちない、という方法では非常に非効率である。そこで。
誰かが穴に落ちたのであれば、その穴には落ちないようにすれば良い。あるいは、誰かが棒で地面をつついて落とし穴を探しながら進んでいたとすれば、それを真似するのが最善の方法である。

世の中のあらゆることは、すでにやりつくされている。戦後70年以上経っていて、ビジネスの基本は確立されている。
自分がこれから行おうとすることは、よほど先見の明があるような取り組みでない限り、解決法が先駆者によって導き出されている。
自分で失敗してから学ぶのではなく、他人の失敗や成功体験から学べば、自分の進むべき道のリスクを確実に減らせる。
それには自主的な勉強や先駆者との交流によって教えてもらうなどの方法を取れば良い。

気を付けなければならないのは、先駆者(先輩)に対して「どうすればいいのですか?」とは聞かないこと。
自身の思考や経験によって問題解決力を身に付けさせようと考える努力主義の先輩だった場合は「自分で考えろ」と突き放したり、「どうしてだと思う?」となぞなぞ形式で問い掛けてくるなど面倒な説教に巻き込まれる恐れがあるからだ。
(そもそも先輩の中では当たり前になっている方法を教えず、「失敗から学べ」という業務効率が悪くなるようなことを押し付けてくる努力主義はなんなんだろうと思うが、それを後輩がやらなければ自分(先輩)たちが築き上げた努力の道をショートカットされて楽をされるのがたまらなく嫌なのだろうと。)
先輩の「ビジネス武勇伝」を聞かせてほしい的なさりげないアプローチで、相手の優越感を煽りながら(浸らせながら)聞き出すほかない。

難しいのは明白になっていない問題である。
  • 対人関係(相手の言葉・表情・ファッション・発言・行動・これまでの流れ・これから先の流れなどから人間性や心理を推理して対応する必要)
  • 発想力(知識・経験を基に、運や論理的思考力を使ってひらめく必要。)

高学歴な人でさえも恋愛が苦手だったりする。
コミュニケーションを取るには相手の人間性や心理を読み解く論理的思考力(読心術)を必要し、そこから相手の性格上もっとも好まれる言葉を考え出す言語能力を必要とするからである。
「学力のレベル = 論理的思考力・言語能力」とは限らないので、相手の人間性を推理し、相手から好かれるようにコミュニケーションするには、大学の入試テストのような設問式で、かつ応答への持ち時間が十分に用意されている問題とはまったく別の解決力を必要とする。

いくら事前に勉強したところで、面前のコミュニケーションにおいては「目に見えない問い」が関わる人数分用意されているうえ、「秒刻みの応答力(返事)」を必要とするため、対人折衝をビジネスとしている人は非常に高度な能力を求められる。
ただし人間性というのはある程度パターン化することができ、その情報が世の中には存在しているので、これもまた勉強すれば対応力が身に付くであろう。

世の中には様々な人間がいる。
その中でも論理的思考力が優れている人間ほど物事に秀でている。
  • 事前に教育されていない問題や文章化・視覚化されていない問題に気付き、解決法を考えられる。
  • 未知の問題に対しては過去の記憶から別分野の情報を応用することで解決できる。
  • 先々を計算する思考力がある。また、それに対してリスク対応のための準備ができる。
  • 物事に存在する価値を見極められる。

例を挙げたらきりがないが、そういう論理的思考力のある人間でさえも、基本は勉強(自習)が根底にある。
結局、学生時代より、仕事を始めてからのほうが圧倒的に勉学が求められる。

ここで、勉強は学生時代までの話だと決めつけている人(先入観のある人)は、「社会人にもなって、また勉強か…」と面倒に感じるだろう。
でもそこから目を背けると何も始まらないし、やらざるを得ない。
勉強は学生時代で終わっていなかったのだ。

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