文化祭の演劇で注目を浴びる演出やコツ

文化祭(学園祭)で演劇をやるとなると大掛かりな用意をする必要があります。
少しでも役に立つ情報をまとめてみました。

主催者の役割



監督・演出
全体をコントロールしたり、アイデアを出します。

脚本家
台本を作ります。

大道具・美術
舞台セット・小道具・衣装などを用意・作成します。

役者
舞台上で演じます。
※スピーカーを使って声だけの仕事をする役者やナレーションもあり。

裏方
舞台セットの準備、照明・音響機器の操作などをします。

※余裕のある人は複数の仕事を掛け持ちしてもいいでしょう。

役者の決め方


立候補制
役者がやりたい役に立候補して役を決める。
※外見や声質が役のイメージに合わない人が選ばれたり、役者の演技力に合わない役になる可能性があります。

指名制
役のイメージに合った外見や声質に合わせて役を決める。
※役者がやりたい役を選べません。場合によっては、やりたくもない役を演じなければなりません。

抽選
抽選で役を決める。
※上記の「立候補制」と「指名性」の両方の問題が出ます。
※意外な役どころに選ばれる面白さがあります。

※スタッフの決め方も同様に。

劇のジャンル


恋愛
男女が惹かれあう物語。

人情喜劇
夫婦愛や親子愛、友情など、人と人との情をテーマにした物語。

喜劇
面白い物語。

パロディ
既存の作品を真似た物語。
※内容によっては著作権に触れたり、盗作とされる恐れあり。

道徳
勧善懲悪、因果応報など、社会生活を送るうえで良い考えとされる物語。

啓発
社会問題に気付いてもらう物語。
※堅苦しくなる恐れあり(コメディ要素を入れる)。

社会風刺
社会問題を皮肉った物語。
※皮肉り方によっては問題になる恐れあり。

ヒーローショー
悪の組織と戦う正義の使者の物語。
※子供向け。
※夏場はかぶり物をすると暑い。

ストリートパフォーマンス
会場を設けず、道端で劇を行う。
※場所の許可なく行うと問題になる可能性あり。
※交通の妨げになる恐れあり(整備員が場所を確保する。もしくはロープを張って場所を確保する)。


観客の座席


自由席
観客に自由な位置で観てもらう。
観たい場所で一緒に観たい人と並んで観てもらいやすい。
※動員する観客数を確定していないため、観客数が多い場合は会場に入れず観られない人が出る可能性があります。

指定席
観客にチケットで指定した場所で観てもらう。
観客は決まった場所を確保できているので確実に観られる。主催者側は事前にチケットの動向で観客数を把握できます。
※主催者側は調整や管理に手間がかかる。
※キャンセル時に空きの座席が出る。
※チケットの発券が終盤になると一緒に観たい人と並んだ座席の確保が難しくなる。

立見席
観客に観客席の最後列で立って観てもらう。
開演当日、座席数が足りない場合に立ってでも観たい人用。
※長時間の立ち見は疲れます。

特別席
特定の人物に特別に用意した場所で見てもらう。
重要な人に観覧してもらえます。
※よほどの事情がない限り特別待遇したことに不公平感が生まれ批判が出る可能性あり。

用意する道具


椅子
  • 横並びで複数人が座れるイス(○: 用意が楽, 整列させられる ×: 知らない人と隣り合わせになる)
  • 一人だけが座れるイス(○: 自由に配置しやすい ×: 用意に手間がかかる, 使用後は位置が乱れる)
  • ※床・地面に直接座る(○: 用意がいらない ×: 観客の視線が低くなる, 冬場は冷たい)
  • ※立ち見(○: 用意がいらない ×: 観客は足腰が疲れる)


  • 舞台(舞台全体を見えなくする用, 舞台袖を見えなくする用, 舞台後方を見えなくする用)
  • 窓・出入り口(会場を暗くする用)

背景
  • ハリボテ(○: 立体的な背景 ×: 作成に手間がかかる)
  • 板+紙に絵(○: ハリボテに比べて作成が簡単 ×: 平面的でリアリティーがない)

照明
  • 役者照明(役者にあてる照明※スポットライト)
  • 舞台照明(舞台の演出に使う照明)
  • 会場照明(会場全体の照明)

音響
  • マイク(ナレーション, 会場内の案内)
  • オーディオ機器(効果音やBGM, 音声を再生する)
  • スピーカー(音を出す)

バミリ
  • セット用(セットの配置を指定)
  • 立ち位置用(役者の立つ位置を指定)

舞台セット・小道具
  • 舞台セット(基本的に固定されている※絵的な演出用)
  • 小道具(役者が持ったりする※演技に使う)

メイク・衣装
  • メイク(役者の外見に描き足す)
  • 衣装(役者の外見に付け足す)

特殊な演出道具
  • カラーフィルター(舞台照明に色を付ける)
  • セーフティーマット(高い場所から転落するシーン用)

特殊な演出


セリフ
  • 独り言(一人で話す※周囲の人に聞こえる)
  • 独白(一人で話す。※周囲の人には聞こえない)
  • 歌唱・劇中歌(歌う)
  • ナレーション(人物の心情や物語の説明をスピーカーを通して流す)

演技
  • リアル(役者が実際に頑張る必要がある行為を劇中に入れる。例: 数十回に及ぶ腕立て伏せ)
  • 特技(役者の誰かが持っている特技を演技の中に入れる。例: お手玉)
  • ミュージカル(歌いながら演技する)

配役
  • 一人二役(一人で二人の人物を演じる※三役以上も可)
  • 二人一役(一人の人物を二人で演じる。もしくは成長の過程で役者を変える)
  • 一体複数人(大きなかぶり物を使って一体を複数人で演じる)
  • 黒子(上下に黒い服装を着て役者を助ける※存在しない者とする)

舞台
  • 花道(舞台から観客席の横を通って移動できる道)
  • 舞台下(役者が舞台下で観客と同じ高さで演じる)
  • 観客の出入り口から登場(観客席のうしろや横から登場して舞台へ移動、もしくは舞台から出入り口を使って外へ)

展開
  • 時間停止(劇中で特定の役者以外は動きが止まる独白シーン※ピンスポットライトの場合あり)
  • 異空間(劇中で特定の役者以外も動いている独白シーン※ピンスポットライトの場合あり)
  • 衣装チェンジ(劇中で役者が衣装を着替える※早着替えの場合あり)
  • セットチェンジ(劇中で舞台セットを入れ替える)
  • 暗転(照明を暗くして場面転換する)
  • 明転(照明を暗くせずに場面転換する)
  • カーテンコール(上演後に再び幕を開けて役者が総登場してお礼の挨拶)

観客
  • 話し掛け(観客に対して話しかける※役者側から一方的)
  • 会話(観客と会話する※マイクを使う、もしくは観客の発言を聞こえるようリピートする)
  • 行動の催促(観客に対して何かをしてもらうように言う)

属性
  • 風(送風機, 扇風機※電源が必要※隠す必要※ファンの音が大きい可能性)
  • 光(ケミカルライト, 蓄光テープ, LED※光の持続時間を計算する必要※不要になれば光を隠す必要)
  • 火(オレンジ色の布に送風機でゆらめきを与える※本物の火は使用厳禁)
  • 煙(ドライアイス※危険性がある※煙が出続けるので遠ざける必要)

パンフレット・チケット


  • 演目タイトル・順番(なんという作品の劇をするのか・何番目にするのか)
  • 説明(どんな作品なのか)
  • 所属名(どこの人が演じるのか)
  • 日時(いつ頃するのか)
  • 場所(どこでするのか)
  • 注意書き(観客はなにをしてはいけないのか)

注意点


公演前の案内
「このあと、○○(※所属名)による、○○(※演目タイトル)の公演を行います。」
「もうしばらくお待ちください。」
「ケータイ、スマートフォンの電源はお切りいただくか、マナーモードに設定するようご協力をお願いします。」
「公演中は『大きな声』『カメラのフラッシュ』『飲食』(『録画・録音』)はお控えください。
また、『移動』『退席』は、なるべく静かに目立たないようお願いいたします。」
「まもなく、開演の時刻になります。」
「それでは開演時刻となりました。」
(※館内照明をオフ、ブザー音)

公演に支障が出る音
  • 私語
  • やじ
  • 飲食
  • 着信音
  • 雨の音(大雨の日は外がうるさい)
  • セミの鳴き声(夏場は外がうるさい)
  • 乳幼児の声(会場内外で泣いたり騒いだり)
  • 咳・くしゃみ(春は花粉症、冬は風邪)

公演に支障が出る問題
  • 演技間違い・忘れ(役者が台詞・演技を忘れたり、間違える)
  • 道具の不具合・紛失(道具が使えなくなる)
  • 役者が欠員(役者がいない)
  • 休演(問題が起きて開演できない)
  • 観客超過(会場に観客が入りきらない)
  • 熱中症(会場が暑すぎる)

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