肝試しのアイデア!やり方や演出のコツ

どれだけ恐さに耐えられるか試せる「肝試し」のアイデアをまとめてみました。

山道

肝試しの目的


イベント
夏の夜に、肝試しを行う場所を用意し、参加者を集めて行います。例えば、地域の催し物や学校のレクリエーションなど、人を楽しませることを目的とします。
やり方は、場所の許可を取る、ルート(コース)の下見をする、仕掛けや衣装を手作りするなど、事前の準備をしてから行います。

振興
夏の夜に、肝試しを行う場所を用意し、参加者を集めて行います。例えば、集客や宣伝など、収益化・活性化・知名度アップを目的とします。
※会社であれば商品・サービス・社名などを消費者と結びつけ、地域であれば町おこしで行います。

興味本位
夏の夜に、もしくは時期・時間帯を問わず、肝試しを行う場所を決め、友達グループで行います。例えば、心霊スポット巡りや探検など、好奇心を満たすことや度胸試しを目的とします。
やり方は、目的地を決め、行き当たりばったりで行います。
※ご覧の記事は、主に「イベント」や「振興」のアイデアとして書いていますが、「興味本位」で行う場合はトラブルが起こる可能性が極めて高いので、細心の注意を払い、自己責任で行ってください。

役割分担


スタート地点・ゴール地点の係り役
ルートの最初と最後で、参加者の行動をコントロールする役。
  • スタート地点(出発の合図など)
  • ゴール地点(※ゴールした時に、人と出会えた安心感を作り出す役目など)

仕掛け役・お化け役
ルート上で参加者を怖がらせたり、驚かせる役。
仕掛け役はどこかに隠れながら装置を操作し、お化け役は参加者の前に姿を現します。

案内人・役者
ルート上で参加者に対して案内や指示をしたり、演技をする役。
※「役者」は、ストーリー性を持たせた肝試しをするための芝居をする役者です。
※ルート上の危険な場所や迷いそうな場所で、参加者を安全な道に誘導させる役割ができます。

肝試しに必要なもの


電灯
向けた方向を照らす懐中電灯、手元から周囲を照らすランタン、両手が自由になるヘッドライトなど夜間や暗い場所では電灯を使って明るく照らします。
(途中で電池が切れないよう新しい電池を用意し、)点灯するか事前に確認しておきましょう。

照明
真っ暗なところでは周辺が見えないので大変危険です。必要であれば電灯(外灯・室内灯)をつけましょう。
※加熱、器具の不具合など、火事を起こさないよう注意が必要です(※電気の取り扱いに慣れた人に任せましょう)。
※火を使うのは大変危険なので、電球(電気タイプ)などに差し替えて使用しましょう(※白熱電球は高温になるので要注意)。
  • 蝋燭(ろうそく)・キャンドル
  • 行灯(あんどん)・ランプ
  • 提灯(ちょうちん)・ランタン
  • 灯篭(とうろう)

目印
ルート上で参加者が迷いそうなところには行き先を示す目印を掲示しておきましょう。
目印は参加者を道中で迷わさない役目がありますが、意図的に仕掛け役やお化け役、怖い場所に誘導することができます。
※イタズラで目印の方向を変えられ後続の参加者に影響が出ないよう注意してください。

地図
道や目印を示した地図(ルート)を作り、参加者に配っておきます。
「目印」と同様で、参加者を特定の場所に近づけさせることができます。
※「興味本位」で肝試しを行う場合は、目的地周辺が分かる地図を用意しておくと便利です。スマートフォンのアプリで調べたり、地図サイトを利用して現地地図を印刷しておきましょう。

虫よけグッズ
「夏」「屋外」「夜」という条件がそろった場所では蚊が出ます。動かず作業をするスタッフ(例: 仕掛け役・お化け役)は特に蚊に刺されやすくなります。
主催者も参加者も虫よけグッズを使って防ぎましょう。
もし刺されたら、かゆくなるので「かゆみ止め」もあれば役立つでしょう。
※体質によっては虫よけグッズやかゆみ止めの成分が肌に合わない人がいるので、使用には注意しましょう。

水分・塩分・涼感グッズ
気温・湿度ともに高くなる時期(夏場)は非常に蒸し暑くなり、熱中症になる恐れがあります。
水分・塩分をこまめに取り、体を涼しくさせるグッズを使うと良いでしょう。また、涼しい服装をしたり、涼しい場所で適度に休憩を取るようにもしましょう。
※イベントを長時間行うのなら、参加者やスタッフに注意したり、休憩を取ったり、グッズを配布しましょう。
※涼しい服装をすると、生物に襲われたときや事故に遭ったときのリスクを高めるので、バランスを取ってください。

通行禁止にするための道具


参加者が思わぬ道に進んで行かないよう道具を使って道をふさいでおきましょう。
文章を表記する(例: 「通行不可」)、矢印を表記する、×印を表記するなどで示したり、道をふさいでおきましょう(※方法を組み合わせてもOK)。

ロープ
進んでほしくないところをふさいでおく。
※ロープの取り扱いは非常に危険です。参加者や部外者(イベントに参加していない一般の人)が引っ掛からない場所にのみ使用してください。

テープ
地面・床や壁にテープを貼っておく。もしくは進んでほしくないところをふさいでおく。
※はがれる恐れ。

カラーコーン
地面・床にカラーコーンを置いておく。
※移動させられる恐れ。

張り紙
何かに張り紙を貼っておく。
※見落とす恐れ。

地図
通行禁止にしている場所を示した地図を事前に参加者に配っておく。
※地図の向きが分からなくなる恐れ。

参加者の進み方 4パターン


1. とにかく進む
出発地点(スタート)から進んで到着地点(ゴール)に向かって進んでいきます。

2. 何かを置いてくる
出発地点で、案内役が参加者に対して何かを渡し、所定の場所に置いてもらう(入れてもらう)ようにします。
※大きい物を置いてくるようにすると回収する手間がかかるので、小さな物にしたほうがいいでしょう。

3. 何かを取ってくる
出発地点で、案内役が参加者に対して何かを取ってくるように指示し、所定の場所で取ってきてもらうようにします。
※大きい物を取ってくるようにすると設置する手間がかかるので、小さな物にしたほうがいいでしょう。

4. 指示に従う
出発地点で、案内役が参加者に対して何かをしてくるように指示し、所定の場所で行ってもらうようにします。
例えば、所定の場所に設置されている鐘を鳴らしてきてください、と指示します。

※2・3・4に関しては、案内役の説明が不足していたり、所定の場所(の構造)が分かりづらいと、参加者の作業に時間がかかり到着地点までの時間が長くかかります。
※指示の与え方は「事前に案内役が指示する」「指示を書いた紙(地図)を持たせる」「所定の場所に張り紙をする」「所定の場所(の近く)の案内役が指示する」などで行います。

到着地点の設定 2パターン


1. 出発地点と到着地点が別
出発地点と到着地点を別にします。
所定の場所(※ルートの真ん中ぐらい)で「何かを置いてきてもらう」や「何かを取ってきてもらう」、「何かをしてきてもらう」ようにしてもいいでしょう。
出発地点と到着地点を別にした場合は、参加者が到着するまでの時間が短くなります。
もし別にした場合は、電灯をグループの数だけ用意する必要があります。
また、出発地点と到着地点の両方にスタッフを待機させる必要があります。

2. 出発地点と到着地点が同じ
出発地点から決められたところ(※ルートの行き止まり)まで行って、もと来た道を戻ります。
参加者が進んでいる間は、次の参加者は出発することができません。
所定の場所で「何かを置いてきてもらう」や「何かを取ってきてもらう」、「何かをしてきてもらう」ようにするといいでしょう。
出発地点と到着地点を同じにした場合は、参加者が到着するまでの時間が長くなるので、ルートを考える段階で調節するといいでしょう。

場所(ルート)の種類


建物内・建物周辺
建物内や周辺。
見通しが悪い場所が多かったり、通路幅が狭ければ緊張感があります。
×床や地面の落差で転倒・転落する恐れがあります。


自然道や山道。
林や茂み、自然の音など、怖い雰囲気があります。
×舗装・整備されていない場所で行うと、事故や迷子になる恐れがあります。

非科学的な場所
お墓・お寺・神社など霊的・神的なものがまつってある場所。
霊的・神的な印象があり、怖い雰囲気があります。
×敷地が狭ければルートが短く、見通しが悪い場所が少なければ怖さが弱いです。

廃墟
すでに使われなくなった建物内・建物周辺。
見通しが悪い場所が多かったり、通路幅が狭ければ緊張感があります。
×許可を取るのが難しかったり、危険性が高いです。

心霊スポット
インターネット上や雑誌で噂の心霊スポット。
怖いエピソードがあります。
×霊に憑りつかれてしまったり?危険性が高いです。

心霊スポットを探すには検索サイトで、「心霊スポット」「(※都道府県名など地名)」「場所」「有名」「(※構造。例: トンネル, 池)」などのキーワードを組み合わせて検索すると見つかります。

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ルート上の危険性


1-1. 転倒
デコボコ道・段差など小さな落差がある。

1-2. 雨後
石が濡れたり、地面がぬかるんだりして滑る(& 汚れる)。

1-3. 転落
水路・池・川、階段・崖・高所など大きな落差がある。

2-1. 刺さる
草木の枝や有刺鉄線がある。

2-2. 踏む
割れたガラスや釘がある。
※割れたガラス片、木材から飛び出た釘などが足の裏に刺さると「破傷風」という病気に感染し、最悪の場合死に至る危険性があります。

2-3. 感電
害獣対策に電気柵(※電気が流れている柵)が設置されている。

2-4. 衝突
車両が通る道がある。

3. 迷子
道が枝分かれしていたり、道が途切れている。

事前の準備事項


イベントにかかる時間を確認
肝試しは夜間に行うので、参加人数が多ければ夜遅くまでかかる可能性があります。
イベントを終了する予定時刻までに終わるような設定にしましょう。
  • ルートの長さを調整する(※ルートが短くなる可能性があります)
  • 定員を設定する(※定員オーバーで参加できなくなる人が出る可能性があります)
  • 最終出発時刻を設定する(※最終出発時刻以降の参加者が参加できなくなる可能性があります)

ルートの危険性を確認
参加者の年齢に合わせて危険でないかルートを確認しましょう。
場合によっては、参加者に年齢制限を設ける、もしくは親同伴を条件にします。

日没の時間を確認
まだ太陽が沈んでいない明るい時間帯に行うと、周辺の見通しが良すぎて怖く感じません。
太陽が沈み、周辺の見通しが悪くなってから行うことで、何かが出そうな雰囲気になります。
時期によって太陽が沈む時間帯が違うので、行う日の日没の時間帯を調べておきましょう。

当日の天気を確認
屋外で行うのなら、当日の天気を確認しておきましょう。
中止規準を事前に考えておき、参加者にも伝えておくとよいでしょう。

電灯を確認
懐中電灯・ランタンの電池、ルート上の電灯を確認しておきましょう。

道具を設置
当日に、怖がらせたり道案内するための道具を設置します。

道をふさぐ
当日に迷子にならないよう、進ませたくない道をふさぎます。

怖がらせる方法


暗示
肝試しを行う前に、これから行う場所に関わりがあるような怪談話(※「興味本位」で行う場合は、場所に関わる怖いエピソード)を参加者に話しておくと不安感が生まれ、怖さが増します。


夜に肝試しを行うと、あたりが暗く周囲が見づらくなるため、何かが出てきそうな雰囲気になります。
※深夜帯に(子供が)うろついていると警察に通報・補導される恐れがあります。

死角
構造物や建物内の曲がり角では曲がった先の道が見えないため、何かが出てきそうな雰囲気があります。
また、道幅が狭いと心理的に圧迫感が生まれるとともに死角が多くなります。

仕掛け
怖く感じたり驚く仕掛けをルート上に設置しておきます。

脅かし役
お化け役や仕掛け役がルート上にスタンバイしておき、参加者を恐がらせたり驚かします。
お化け役は参加者の前に現れて怖がらせます。仕掛け役は隠れながら何かを操作して参加者を怖がらせます。

ちなみに、最後の参加者がルートを回り終えたあとに肝試しが終わったことを脅かし役に知らせる係りが必要です。
もし知らせなければ、肝試しが終わったことに気づかない脅かし役がいつまで経ってもルート上に取り残されます。
※管理人の体験談ですが、脅かし役は暗闇の中でスタンバイするので参加者が来るまでの間は非常に怖いです。特に一人で隠れていると怖すぎるし、そもそも脅かし役が怖い思いをするのは本末転倒です(笑)。せめて二人以上で隠れたほうがいいでしょう。また、じっとしていると蚊に刺されるので、虫よけグッズは必須です。

同士討ち
ルートを回っている最中に、友達に「ワッ!!」と声を出して驚かします。
ただし怒らせる可能性があります。
「えっ?いま、何か音がしなかった…?」「あの窓のところ…」などと、不安がらせることを言うぐらいならセーフかもしれません。

写真撮影
怖そうな場所で写真撮影をします。
もしかしたら心霊写真が撮れるかもしれません。

注意点(身に危険が及ぶ恐れ)


生物に襲われる
肝試し中に、蛇(例: マムシ※噛まれたら毒が回る)、蜂(例: スズメバチ※刺されたらアナフィラキシーショックになる)、虫(例: マダニ・蚊※刺されたら感染症になる, 毛虫※刺されたら腫れる)、動物(例: クマ・イノシシ・サル・カミツキガメ・ヒル※噛みつく・引っかく)などの生物と出くわすかもしれません。
もし遭遇すれば、生物に襲われて怪我をする恐れがあります。
目撃談・被害談がある場所や草木・森林が多い場所は事前調査をしたり、運営者や参加者に注意したり、そのような場所を避けるなどしましょう。

第三者に出くわす・見られる
肝試しの運営者や参加者とはまったく無関係な人(犯罪者・不良・変質者、土地・建物の関係者・近隣住民など)と出くわす可能性があります。
また、ルート上の道具(張り紙など)を見た無関係の人が勘違いを起こすかもしれません。
危ない人と出くわして事件に巻き込まれる恐れがあったり、イベントを知らない人が通報する恐れなどがあります。
出来る限り第三者と関わらない計画を立てましょう。

薄手の履物(はきもの)
サンダルや草履(ぞうり)などを履いていると、指の露出があるうえ、かかと部分が固定されていないため、非常に危険です。
つまづいて足の指や爪に怪我をする恐れがあります。
参加条件として特定のファッションを禁止しておきましょう。

車両で事故を起こす・違反する
車両で廃墟や心霊スポットなどに向かおうとすると、目的地を意識しすぎて注意散漫になります。
また、現地周辺で車両を駐車・停車させると、通行車両や周辺住民などに迷惑をかけます。
事故を起こす恐れ、警察にされる取り締まられる恐れ、周辺に迷惑をかける可能性などがあります。
わき見運転、交通違反、マナー違反などにならないよう注意しましょう。

注意点(通報される恐れ)


道具の置き忘れ
肝試しに使用した道具を置き忘れると、イベントを知らない人が見つけたら怖がらせます。
肝試しに使用する道具は気味の悪いものが多く、もし無関係な人が見つけたら、通報されて警察沙汰やニュースになる恐れがあります。
イベント終了後は必ず使用した全ての道具を回収しておきましょう。

大声・明かりをつける
怖さや興奮のあまり大声を出すと、周辺住民に迷惑がかかります。
また、暗い場所を移動中に懐中電灯で周辺を照らしたり部屋の明かりをつけると、不審者と思われ通報され警察に注意されたり、未成年者は補導される恐れがあります。
特に夜間帯は注意しましょう。

敷地・建物に許可なく入る
敷地や建物に許可なく入ると、所有者に迷惑をかけます。
私道や公道を無断で使用するのもいけません。
また、敷地や建物に入らなくても、周辺をうろついているだけで防犯装置(センサー・カメラ)が反応する可能性があり、不審者と思われて通報されたり、逮捕される恐れがあります。
所有者の許可が取れていない場所は、利用しないようにしましょう。

インターネット上に書き込む
インターネット上の個人サイト(TwitterやFacebookなど)に、廃墟巡りや心霊スポットの体験談(夜間に出歩く、住宅街をうろつく、私有地に入るなど)を書き込むと、悪く思う人がいます。
情報公開によって人が集まったり、地域に悪いイメージがつく可能性があります。
また、廃墟や心霊スポットへの立ち入りはモラルやマナー、法律に違反することが多く、体験談を個人サイトに書き込むと書き込んだ人物の個人情報を調べられてネット上に公開され嫌がらせを受けたり、警察に通報され逮捕される恐れがあります。
個人サイトを通じて「興味本位」で行った肝試しの体験談は、書き込まないようにしましょう。

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