ミステリ・推理小説の書き方

刑事や探偵が登場して謎めいた事件を解決する「ミステリ・推理小説」の書き方について。

推理人数


一人
主人公が一人で推理し、謎を解決。
※仲間と一緒にいるとしても時々ヒントとなるようなことを言ったり実証実験に参加するだけで、推理自体には大きくは関わりません。(ユルイ性格であることが多いです。)
例: 古畑任三郎、金田一少年の事件簿

二人
一人が推理し、もう一人は合いの手(疑問・質問・手伝いなど)を入れる形で推理。
例: 相棒、謎解きはディナーのあとで

複数
主人公が推理し、他の仲間はそれぞれの能力を生かして推理の手助け。
例: 科捜研の女

メインキャラクターの設定



警察
警察官が主人公。
事件・事故現場で実況見分・聞き込み・捜査・取り調べ・逮捕などの工程を行う。

探偵
探偵が主人公。
(主人公は警察官ではなく探偵のため、容疑者を(取り調べたり)逮捕ができないので、知り合いとして警察官が登場。以下の項目も同様。)
※警察のような公務員ではないので、警察モノに比べたら型破りなキャラを作りやすいです。以下の項目も同様。

専門家
何かしらの専門知識・技術を持った主人公。
※「殺人」「逮捕」という展開以外に、「謎」「解決」さえあればミステリ作品は作れます。ただし殺人事件が発生しないミステリは緊張感に欠けます。

特殊能力
何かしらの特殊能力を持った主人公。
外部能力(例: 振れた何かを探知できる)や、内部能力(例: 異常な記憶力)など「情報・知識」を使って推理。


サブキャラクターの設定


仲間・家族・知人
仕事場で捜査協力する仲間やプライベートで親しい家族・知人。

鑑識・科捜研・監察医
道具・技術・知識を使って捜査を協力する専門家。

同業者・ライバル会社
嫌味を言う同僚・別の管轄の刑事・ライバル会社。

上司・署長
嫌味を言う、もしくは他のキャラクターが主人公を嫌っていても肩入れしてくれる立場が上の人物。

キャラクターの設定 ドラマ例


謎解きはディナーのあとで
放送: フジテレビ
宝生 麗子(刑事): 北川景子
影山(執事): 櫻井翔
風祭 京一郎(警部): 椎名桔平
内容: (お嬢様の刑事と)執事が事件を解決。

ガリレオ
放送: フジテレビ
湯川 学(物理学科准教授): 福山雅治
内海 薫(刑事): 柴咲コウ
栗林 宏美(教授の助手): 渡辺いっけい
内容: 物理学が専門の教授(と刑事)が事件を解決。

鍵のかかった部屋
放送: フジテレビ
榎本 径(警備会社勤務・鍵マニア): 大野智
青砥 純子(弁護士): 戸田恵梨香
芹沢 豪(弁護士): 佐藤浩市
鴻野 光男(刑事): 宇梶剛士
内容: 鍵マニアの青年(と弁護士)が密室事件を解決。

ビブリア古書堂の事件手帖
放送: フジテレビ
篠川 栞子(古書店 店主): 剛力彩芽
五浦 大輔(アルバイト店員): AKIRA
志田 肇(古書店 手伝い): 高橋克実
内容: 古書に詳しい書店員(と同僚)が本にまつわる謎を解決。

ATARU
放送: TBS
アタル(サヴァン症候群): 中居正広
蛯名 舞子(巡査部長): 栗山千明
沢 俊一(警部補): 北村一輝
内容: サヴァン症候群という障害の特性(超人的な能力)を持った青年(と刑事)が事件を解決。

きらきらひかる
放送: フジテレビ
天野 ひかる(監察医): 深津絵里
田所 新作(監察医): 柳葉敏郎
月山 紀子(刑事): 松雪泰子
黒川 栄子(監察医): 小林聡美
杉 裕里子(監察医): 鈴木京香
内容: 遺体を解剖する監察医(と刑事)が事件・事故を解決。

チーム・バチスタシリーズ
放送: フジテレビ
田口 公平(心療内科医): 伊藤淳史
白鳥 圭輔(厚生労働省): 仲村トオル
藤原 真琴(看護師): 名取裕子
内容: 医師と厚生労働省職員が病院内で起こった事件や患者の身体症状を解決。

余談
日本で放送されるテレビドラマでは「変人(推理)※癖の強い主人公」「小娘(助手)※小馬鹿にされるヒロイン」「真面目 or お調子者(補佐)※二人を支える」といった組み合わせが多く見受けられます(※やや違う場合もあります)。
小娘(新米)が疑問や質問、変人(知的)が推理、もう一人が助言する・場を和ませる、といった感じですね。
※主人公とヒロインがお互いを異性として少しだけ意識するような作品が多いような?恋愛がメインではないので、あくまで少しだけ意識です。

おススメのテレビ番組


レギュラー放送
  • ドラマ『科捜研の女』木曜日の夜8時、テレビ朝日(※科捜研が放送していないときは同時間帯のミステリドラマ)
  • ドラマ『相棒』水曜日の夜9時、テレビ朝日
  • アニメ『名探偵コナン』土曜日の夕方6時、日本テレビ

以下は赤色の名前は明るいタイプ、紫色はクールなタイプです。

科捜研の女
  • 風丘 早月(若村麻由美)/榊 マリコ(沢口靖子)/涌田 亜美(山本ひかる)
  • 土門 薫(内藤剛志)/相馬 涼(長田成哉)/宇佐見 裕也(風間トオル)

名探偵コナン
  • 服部 平次(西の名探偵)/工藤 新一(東の名探偵)
  • 鈴木 園子(金持ち)/毛利 蘭(庶民)
  • 毛利 小五郎(不真面目)/目暮 十三(真面目)
  • 吉田 歩美(愛嬌)/灰原 哀(不愛想)
  • 小嶋 元太(太身)/円谷 光彦(細身)
  • ジン(金髪長髪)/ウォッカ(黒髪短髪)

相棒
男性陣
  • 亀山 薫(寺脇康文)熱血漢
  • 神戸 尊(及川光博)ナルシスト
  • 甲斐 享(成宮寛貴)若造
  • 冠城 亘(反町隆史)型破り

女性陣
  • 奥寺 美和子(鈴木砂羽)/益戸 育江(高樹沙耶)
  • 月本 幸子(鈴木杏樹)/社 美彌子(仲間由紀恵)

作品タイトルの付け方


主人公像
主人公を直接的もしくは間接的に指し示す名前や関係性
  • 古畑任三郎(名前)
  • ガリレオ(異名)
  • 相棒(状態)

肩書き+主人公像
職業(※ミステリ作品に通じる業種)+主人公を指し示す名前や語句
  • 名探偵コナン(名探偵+コナン)
  • 科捜研の女(科捜研+女)

記録
主人公像や主人公が属する舞台+帳面
  • 金田一少年の事件簿(事件簿)
  • ビブリア古書堂の事件手帖(事件手帖)

ミステリ×状況
ミステリ作品に通じる語句や表現
  • 謎解きはディナーのあとで(謎解き)
  • 鍵のかかった部屋(密室)


ストーリー展開



事件発生(誰かが遭遇か発見、警察に通報、主人公の元へ連絡、主人公もしくは仲間が遭遇)。
主人公・助手・警察・鑑識・被害者・被害者の関係者・野次馬・怪しい人などが現場に。
意外(謎)な展開にするのなら、すぐに犯人が逮捕・自首・出頭・死体で発見される(※これ以降も同じで、犯人は誰なのか?と読者が思うところを裏切る展開を起こします)。
  • When(何年・何月・何日・何曜日・何時何分発生(発生・発見時刻はいつ?死亡時刻・推定時刻はいつ?)
  • Where(事件が起こったのはどこで?発見されたのはどこで?)
  • Who(被害者・目撃者・発見者・通報者・証言者・関係者・容疑者は誰?)
  • What(被害状況・被害状態・遺留品・謎は?)
  • Why(犯人は何目的なのか?被害者はなぜ狙われたのか?)


具体的に捜査をする。
現場を調べる・周辺への聞き込み・情報提供・取り調べ・推理・調査・実験(+司法解剖・+科学捜査)。
疑わしい人物・犯人(途中までの犯人)・真犯人(本当の犯人)。


犯人と対決。
読者が頭をひねると解けるトリックを主人公が見破る(※読者がほ~ら当たった!と爽快感を受けます)。
次に、犯人が言い訳をして主人公以外が動揺・主人公が窮地に(※読者が動揺します)。
そこへ読者が頭を相当ひねらないと解けないトリック、もしくはひねっても絶対解けないけど合理的なトリックを見破る(読者がこのトリックすげー!となる。主人公が賢過ぎっ!となる)。
解き明かすのは、犯人が意図した方法(犯行の方法)、犯人が意図しなかった結果(偶然残った証拠、被害者が残した証拠)、犯人もしくは被害者が意図しなかった結果(偶然起きた事故の痕跡)、本人が意図した方法(自死の方法)。
そして動機。


後日談で終わる。
事件について追加の情報。仲間と談笑。
もしくは犯人が自供した場所でむなしく終わる。


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ストーリー展開 進展編


  • 謎・疑惑: 疑問に思うこと(※謎は明示、もしくは暗示されている)
  • 証拠・証言: 事件・事故に関わる物や話
  • 推理: 考える
  • 捜査・調査・実験: 調べる
  • 判明・原因・理由: 謎を解き明かす結果
  • つながり: 何かと何かがつながる
  • 断ち切り: 何かが断ち切られる(※想定外のことが起きる)

パターン1
事件・事故の情報 ≫ つながり ≫ (人物の疑惑 ≫ 証拠・証言)×α ≫ 別の証拠・証言 or 逮捕される(※別事案) or 死ぬ(※真犯人が別にいる) ≫ 犯人ではない
※ミスリードする(※読者に犯人と思わせておいて、実は違う)展開。
※「怪しい人(怪しいがすぐに誤解が解ける)」「犯人(ある程度怪しいが誤解が解ける、もしくは悪いことをしているが別事案だった)」「真犯人(事件の最終的な犯人)」の3パターンあり。

パターン2
謎 ≫ 推理 or 捜査・調査・実験 ≫ 原因の判明
※謎が生まれ、その謎の原因を語り(探り)、最後にその原因が判明。
※主人公がすぐに謎を解いてしまうパターンと、ストーリーが進んでヒントを得てから解くパターンがある。

パターン3
謎 ≫ 推理 ≫ 捜査・実験・誰かの発言や行動でヒント ≫ 気付き
※何かと何かがイコールになった(つながった)ことに気付いた瞬間。

パターン4
謎 ≫ 推理 ≫ 謎とつながる何かを発見 ≫ 原因・理由の判明
※何かと何かがイコールになった(つながった)がそれ自体は謎で、そのあとに原因・理由の判明


ストーリー展開 最終対決編


パターン1
謎(伏線) ≫ ヒント(明示された伏線) ≫ 解決(合理的な理屈)
事前に読者にはヒントを与えておいて謎解きさせます。犯人のうっかりミス(発言・行動・状態)や、因果関係から推理できるようにします。
解決編では、読者が思った通りの合理的な理屈を述べることで解決させます。
読者は自分の推理が当たったことがうれしく感じます。

パターン2
ヒント(暗示された伏線) ≫ 解決(合理的な理屈)
事前に読者にはヒントを与えず、謎解きさせません。作品上は伏線を張っていますが、読者にはわからないようにしておきます。因果関係を作り出しておきますが、読者にはバレないように仕込んでおきます。
解決編では、読者が気付かなかった合理的な理屈を述べることで解決させます。
読者は思いもよらなかった展開で驚きを感じます。
※推理作品では上述した「ストーリー展開 進展編」をたくさん取り入れます。それとは別に「ストーリー展開 最終対決編」の「パターン1」と「パターン2」を用意し、少し考えれば1を解決できるようにしておきます。ただし犯人は都合の良いことを言ってかわします。
ここで2の理屈を突き付けることで犯人を論破し、事件を解決させます。
つまり、パターン1は不完全なもので他にも当てはまる人がいる証拠にします。そしてパターン2は完全な唯一無二の証拠にすることで決定打にします。

ストーリー展開 解決編


パターン1
二つの事象を提示(明示・暗示)しておいて、その因果関係からの謎解き。
じっくり考えれば読者は謎を解くことができる、一番好かれるミステリ作品。
※「明示」は謎やヒントに焦点を当て、読者に対してここは謎解きに関係ありますよ、とアピールする描写。
「暗示」はあくまで何気なく描写(状況)を入れておいて、あとから主人公が謎解きをしてから読み返せば関係があった、とわかる描写。

パターン2
一つの事象を提示しておいて、読者の持つ特殊な知識を使うことでの因果関係からの謎解き。
特殊な知識(専門的な知識)を有している読者には謎が解けるが、それ以外の人には絶対に謎が解けない。
物知りな人には謎が説くことができるが、知らなければ未知の情報に触れたことで知的好奇心を煽られる。

パターン3
一つの事象を提示しておいて、主人公の主張(もう一つの事象)との因果関係からの謎解き。
犯人との最終対決で、主人公の主張がされるまでは因果関係が存在しておらず絶対に謎が解けない。
読者にすればじっくり考えれば謎が解けると思い込んでいた作品だけに拍子抜け感が否めないが、それを上回るほどの納得感と発想力を感じさせる展開が必要。

ストーリー展開 反復


緊張と緩和
緊張 ≫ 緩和 ≫ 緊張…
心理的に圧迫感と解放感を出す。

屋外と屋内
屋外 ≫ 屋内 ≫ 屋外…
壁や天井などの圧迫感と解放感を出す。

捜査と会話
捜査 ≫ 会話 ≫ 捜査…
捜査の進展と息抜き。

内部対立
上層部・他部署と主人公が対立 ≫ 主人公たちが成功 or 失敗 ≫ 対立…、 ≫ 協力 or 謝罪
緊張と緩和と同じ。

お決まりの転かい


決め台詞
  • 金田一少年の事件簿(漫画)「じっちゃんの名にかけて」
  • 名探偵コナン(漫画)「江戸川コナン、探偵さ」
漫画はコマ数が限られているので、一言だけ言って決める、という感じですね。

推理
  • ガリレオ(ドラマ)(周囲にあるものに数式を書き始める)
  • 鍵のかかった部屋(ドラマ)(鍵を回す仕草のあとに開錠した音)
ドラマは解決編(犯人と対決する)前に、頭脳を発揮するようなシーン(閃き)を入れていることがありますね。

事件の設定


通常
普通の事件。
  • 舞台: 事件の場所(例: 高層マンション)
  • キャラ: 事件に関わる人物(例: 被害者・第一発見者など)
  • 事件内容: 事件のタイプ(例: 連続密室殺人事件)
  • テーマ: 事件の特殊性(例: 被害者の体に生け花、花言葉の意味について取り上げる)
  • 信念・信条: 主人公や社会の正義観・職種観(例: 「真実から目を背けたくないね」)
※テーマに知的好奇心を煽る一般的に知られていない情報を盛り込むと面白くなります。

時事ネタ
ニュースで取り上げられている特殊な事案をテーマにした事件。

社会問題
いま、社会で問題化している事案をテーマにした事件。
「時事ネタ」はタイムリーな問題で、「社会問題」は昔から存在している問題。

キャラクター強調
主人公たちの中の誰かに関わる事件。

警察の不祥事
警察内部の人間による不祥事が絡んだ事件。

犯人の登場の仕方


最初から
最初に犯行を見せる場面から始めます。
つまり、読者に犯人はわかった状態で始めます。
あとはトリックを見破るだけです。
ただしこのやり方はドラマ『古畑任三郎』のパクリと言われる可能性が非常に高いです。
ちなみに、犯人が目出し帽やフルフェイスのヘルメットで顔を隠していたり、防犯カメラで犯行の様子が撮影されているが不鮮明な映像だったり、現場に居合わせた人が目隠しされていたり、意識がもうろうとしていたりした状態で顔が分からない犯人が登場することはあります。

グループ内に
事件が起こった場所に、もしくは関係者のグループ(現場に居合わせた)の中の誰が犯人かを推理します。
例: 『名探偵コナン』『金田一少年の事件簿』

特定の人物
主人公は犯人と思われる人物とやり取りしながらトリックを探ります。
最終的にはその人が犯人だったり、別の人物が犯人だったりする。

何気に
主人公がいろんな人に聞き込みを続けているときに、途中で話した人物の中の一人が犯人。
例: ドラマ『科捜研の女』

最後に
伏線は一切張らずに終盤で犯人が登場します。
ただし「推理作品」というより「サスペンス作品」になります。
犯行トリックを推理することを目的とした作品ではなく、犯人は誰だろう?第二第三の事件が起こる!という「ドキドキ感」でストーリーが構成されています。
ちなみに、夜9時台から放送されているサスペンスドラマがそれで、あくまでドロドロとした人間関係を描くことを目的にしているので、伏線が張られず最後になるまで犯人が登場しない展開になっています(※作品による)。

事件・事故の原因


偶発的な事故
殺す気はなかった。
振り払ったときに、もみ合っているうちに、遊んでいる途中に。
例: もみ合っている最中に、頭上の棚に置いてあった斧が頭の上に落ちて

とっさの加害行為
被害的な状況に追い詰められて、カッとなって。
落ちていた物で、置いてあった物で、取り付けてあった物で、体のどこかで。
例: もみ合っている最中に、目に入った棒(結果的には斧)を振り下ろした

未必の故意
もしかしたら問題が起こるかもしれない意図での行動。
例: 頭上の棚の端に斧を置けば落ちたときに頭にあたるかもしれない。結果、頭の上に落ちた

計画的な加害行為
とっさの思いつき・計画通り・練習通り・実験通り。
目に入った物、用意周到。
例: 事前に棚に置いておいた斧をつかんで頭に振り下ろした

嘱託殺人
被害者本人から頼まれて。
例: 頼まれた通り、斧でロープを切ると相手が高所から落下した

無差別的な加害行為
誰でもいいから狙って。
例: たまたま見かけた女性に斧を投げつけた

犯行の動機


※動機が複数含まれている場合あり。

1-1. 金
お金が欲しい、お金に縛られたくない。
欲(遊ぶ金欲しさ・購入資金)、金欠(生活費に困って・借金の返済)など。

1-2. 人
自分にとって都合の悪い人物、自分にとって都合良くしたい人物。
感情(憎い・復讐したい)、欲(好き・自分のものにしたい・性的な欲求を満たしたい)、正当防衛(助けたい・脅されて・別れたい)など。

1-3. 物
特定の物を欲しい。

1-4. 情報
特定の情報が欲しい。
自分にとって都合の良い情報を知りたい、誰かにとって都合の悪い情報を知りたいなど。

2-1. 自暴自棄
自分の現状・将来に悲観して。

2-2. 同情
誰かの現状・将来を悲観して。

3-1. こだわり
願望(優越感・支配欲・完璧主義・快楽主義など)を満たして精神的・肉体的な快楽を味わいたい。
他者(地位、名誉)、自己(物品収集・潔癖)など。

3-2 正義感
歪んだ正義感を基に問題を起こしている人間・企業に制裁を加える。
社会性(信用)、個人(精神的)など。

3-3 サイコ
異常な理由で他者を苦しめたり、何かに強いこだわりを持つ。。
加害行為(肉体的・精神的)、自己(物品収集)など。

被害の理由


目的
上記の「犯行の動機」を基にターゲットにされた。

正当防衛
加害行為、もしくは不利益な行為を行おうとしたから、行ったから、行うと脅したから。

暴露・脅迫
加害者の問題を第三者に知らせようとしたから、知らせたから、知らせると脅したから。

返済・返品
貸していた何か(金・物など)を返すように迫ったから。

仲間割れ
グループ内の仲間割れ。

悪人
悪いことをしている制裁として。いわゆる「私刑」。

無差別
偶然に対象になった。

人違い
別の人と勘違いされた。

被害の内容


窒息・失血・失神、出血・溺れる・やけど・凍える、毒・ガス吸引・過剰投与、酸素不足・食料不足・水分不足、持病の誘発、盗る、眠る、脅迫・予告。
打つ・締まる、刺さる・撃つ、落ちる・ぶつかる、燃える・体温低下・感電、誘拐・監禁、挟まる・埋まる、飲む・吸引。
生前にできたもの、死後にできたもの。
初見時の診断と検査後で結果で新事実が分かることもある。

1-1. 防御創
加害者からの攻撃を防ぐために体についた傷。
急に襲われた場合にはできない(※被害者の爪に加害者の皮膚片が残ることはある)。
また、嘱託殺人(※本人からの依頼による殺人)ではできない。
ちなみに、転落した場合も防御姿勢をとるため傷ができる。

1-2. うっ血痕
ロープなどで首や腕などを縛られたり、首を手で絞められたりして血流が止まっていた跡(※力が掛かると首の骨が折れる)。
首のうっ血痕のでき方(ロープ跡)によっては自殺と見せかけた他殺であることも。ちなみに、「地蔵背負い」と呼ばれる。

1-3. 着衣の乱れ
性的な被害。
女性の遺体に着衣の乱れがない場合は性的な目的以外の犯行理由。
川で流された人が水流によって衣類が脱げることもあり。

2-1. 金品がない
お金や物が目的の犯行。
もしくは金品目的に見せかけた捜査かく乱(本当は怨恨)。
※金品が取られていない場合は怨恨(顔見知り)の犯行であることが多い。

2-2. ケータイ・スマホがない
加害者との接点を隠すために犯人が持ち去る。
もしくは個人を特定する所持品を隠すため。
顔見知りが持ち去ることが多いが、興味本位で持ち去ることも。
最近のケータイ・スマホはGPS機能が付いているため持ち去った後、電源を切らない限り犯人の移動経路が分かる(※そのため犯人は電源を切ろうとする)。
また、犯行後、被害者が生きているように見せかけるためメールなどの文面を知り合いに送ることもある。

3. 死体遺棄
被害者との関わりがある人物が犯人だった場合、被害者の遺体を隠して失踪に見せかける。
身内の犯行の場合、捜索願いが出されなかったり、出すのが遅かったりする。
子供が失踪した場合は公開捜査になるが、大人の場合は事件性がない限り、ただの「家出」として扱われ捜査をしてもらえない場合もある。

遺体が隠されて見つかった場合、顔見知りの犯行である可能性が高い(※身近な人物が犯人だった場合、疑われるのを恐れて隠そうとするから)。
裏を返せば、顔見知りでない人物が犯人の場合、逃走の時間稼ぎのため近くに隠すことがある(※押入れなど)。
また、バラバラにされる場合も同様。
ちなみに、警察が水道料金を調べることがあります。
これは、風呂場でバラバラにするときに血を水で流すためや、トイレで何度も水を流すため普段の使用量より多くなるためです(※これは証拠にはなりません)。


死因
発見時、死因が不明。もしくは発見時の推定の死因に謎が残る。結果、司法解剖や捜査後で新事実が判明する。

死亡時刻
発見された時刻(日時)や司法解剖で死亡時刻が決定。のちに遺体が特殊な状況下にあったことで死亡推定時刻が変更になる。
発見されたときの胃の内容物の消化具合や体の状態(死後硬直など)から時刻を割り出す。

遺体状況・被害状況
状況が謎。のちに新事実が判明する。

凶器・道具
凶器・道具が謎。のちに方法・内容が判明する。

環境
密室になっていた謎。のちにその方法・原因が判明する。

トリックの種類


1-1. 物理
物の性質を使ったトリック。

1-2. 科学
機械を使ったトリック。

1-3. 化学
物質の反応。

1-4. 自然現象
自然に起こる現象。

1-5. 本能・生態・癖・習慣
動植物に起きる現象や特定の行為。

2-1. 専門知識
特定の専門知識。

2-2. 特殊技能
特殊な技能を応用。

3-1. 変装
別人になりきる。
被害者か第三者を装う。

3-2. 偽装
事実であるかのように装う。

3-3. 偽造
本物や存在しないものを作り出して存在するかのように装う。

3-4. 時刻
犯行時刻が犯人によって、もしくは偶然に死亡推定時刻が変更される。

トリックを考えるポイント


方法
犯行をどうやって行ったのか?
どんな道具・方法を使ったのか?どうやって道具を隠したのか?どうやって偽装・偽造したのか?
一時的に使用する道具を作り出すか、使用した道具を何らかの方法で消すか、特殊な技能を使うか、合理的な仕掛け(構造物)を使う。

密室
現場をどうやって密室にしたのか?
どうやって侵入したのか?どうやって施錠したのか?どうやって抜け出したのか?どうやって他人やカメラに見つからなかったのか?
合理的な仕掛け(構造物)を使うか、特殊な技能を使うか、死角・錯覚を作り出す。
※密室は「完全密室(閉じられた空間)」「間接密室(閉じられていないけど簡単には入れない or 人や防犯カメラのせいでできた密室的な空間)」

移動
犯人は現場までどうやって移動したのか?犯人は現場からどうやって逃げ出したのか?被害者はどうやって現場まで連れてこられたか?被害者は被害後どうやって移動されたか?
特殊な移動方法や偽る方法を使うか、被害者か第三者が自発的に行動を起こすよう仕組まれる。
一時的に移動手段を作り出すか、移動手段を何らかの方法で消すか、合理的な仕掛けが施されていて誰かが引っかかる。

トリックを考える場所


凶器・道具を作り出す・隠す
  • 凶器を作り出す方法
  • 凶器を消す・隠す方法
  • 死因を分からなくする方法・分からなくなった原因

死亡推定時刻をずらす
  • 遺体の死亡時刻をずらす方法・ずれた原因

戸・ドアが閉まっている密室状態を作り出す
  • 外から・内から鍵を閉める方法・閉まった原因
  • 外から戸・内からドアを閉める方法・閉まった原因
  • 監視カメラで撮影されない方法・撮影されなかった原因
  • 戸やドア以外の別の抜け道を使う方法
  • 外から密室空間に遺体を運び入れる方法
  • 遠距離でも犯行を行える方法

移動方法
  • 現場まで他人に見つからなく(カメラに映されなく)行ける方法・行けた原因、現場から他人に見つからなく(カメラに映されなく)現場から逃げ出す方法・逃げられた原因
  • 犯行現場まで短時間で行ける方法・行けた原因、犯行現場から別の場所まで短時間で戻る方法・戻れた原因

遺体を別の場所に移動させる・隠す
  • 遺体を動かす方法・動いた原因、移動させる方法

証拠


1-1. 紋
指紋、掌紋、声紋など、同じものは二つとして存在しない人の身体で接触・録音で残る跡。
ただし偽装することが可能。

1-2. DNA
皮膚片、体毛、血液、体液など、同じものは二つとして存在しない人間を構成する物質で残るもの。
ただし特殊なタイプの人間の場合、DNAに惑わされることも。
また、昔のDNA解析技術は精度の低さの問題あり。

2. 映像記録
防犯カメラ、ドライブレコーダーなど、映像が残る。
ただし顔がはっきり分からなかったり、他人が装っている可能性も。

3-1. 物
衣類、装飾品、所持品など、人間が身に着ける・持ち運ぶ物で残る物。
ただし偽装・偽造することが可能。
また、内部犯の場合は「紋」「DNA」「跡」「物」などが日常的に残るものだから捜査は難航しやすい。

3-2. 跡
靴(足跡)、乗り物(タイヤ痕)など、同じ物が二つ以上存在している人間以外の物で残る物。
ただし世の中に同じものが二つとして存在しない物として決定的な証拠となる場合も。

4-1. 走行履歴
カーナビやNシステムに走行した経路が残る。

4-3. 利用履歴
会社と会員契約しているとサービスを利用した際に記録が残る。
ただし利用したのが本人だとは限らない。

4-4. 通信履歴・検索履歴
ケータイやスマホ、インターネットを使用した本体内の記録や通信会社に残る通信記録。
ただし偽装することが可能。
また、削除しても復元できる(※電磁的記録の削除は表向き見えなくなったのであって完全に消えたわけではなく、専用のソフトを使うと復元できる)。
加害者のパソコンやよく利用するネットカフェの検索履歴から「血痕 消し方」などのような証拠隠滅のための検索履歴が出てくることがあります。

5. ダイイングメッセージ
被害者が犯人もしくは犯行の仕組みのヒント(間接的なメッセージ)となる何かを残した形跡。
ただし偽装・偽造することが可能。

アリバイ


本人の証言
本人の証言なので説得力がない。

他人の証言
(犯人と一緒にいたという)誰かの証言。
ただし誰か(犯人)をかばっていることも。
また、家族による証言も身内をかばいやすいという理由で説得力がない。
もしくは一緒にいるけど何らかの方法で抜け出す、遠隔操作、時限式作動、他人に特定の行動を誘発させることも。

目撃証言・画像・映像・音声
人や録画・録音装置によって見られている、撮影されている、録音されている。
ただし不鮮明・第三者の場合・時間的な食い違いも。

行動記録
行動記録が残っている。
ただし別人による行動、遠隔操作、時限式作動、他人に特定の行動を誘発させることも。

見破る


1-1. 被害者の状態・状況
死んでからでは起こらないことが起きている、死ぬ直前の人間が行わない行動をとっている、現場の状況と検視結果が違っているなど。

1-2. 犯人の発言・行動
発言・行動が事前(事件前)に知っておかないとできない内容になっていた。

2-1. 第三者の証言
誰かの証言によって犯人とにらんでいる人物、もしくは登場人物の中の誰かの証言が覆される。

2-2. 何気ない一言
誰かの何かについて語っている話がヒントになる。

3-1. 調査
犯行現場の調査によって気付く。

3-2. 実験
犯行の再現実験によって気付く。

4. 芝居
犯人・犯行をあぶりだすために芝居をうつ。

疑念・証拠


1. 証言
被害者や第三者、容疑者の話。
ただし勘違い・嘘・騙されている・脅されている可能性あり。
大抵の犯人は「証言の矛盾点」を突き付けられると、「表現の仕方の問題」と開き直って「言ったこと」を認めはするが、「人それぞれ表現の仕方がある」と切り返す。
例: 確かに被害者とは口論してましたよ。ただあの人は私とだけでなく誰とでも口論する人でしたよ。(※肯定するが、合理的な理由で論破)

2-1. 行動の矛盾点
行動に矛盾するところがある。
本来行うべき行動をとらずに不自然な行動をとっている。
先に体験している、もしくは体験するはずのときに不在していたため矛盾した行動を起こす。
この不自然な行動を伏線として張っておき、のちに主人公に指摘される。
例: なぜあなたは初めて訪れたはずの場所で、棚の中を真っ先に調べたのですか?(※事前に知っていたから)

2-2. 発言(証言)の矛盾点
発言(証言)に矛盾するところがある。
発言内容と他者の話や現場の状況と食い違っている。
または、先に体験している、もしくは体験するはずのときに不在していたため矛盾した発言をする。
この不自然な発言を伏線として張っておき、のちに主人公に指摘される。
例: なぜあなたは倒れている被害者を見てすぐに「死んでいる」と言ったのですか?(※倒れていただけで生きていたかもしれないが、死んでいることを事前に知っていたから)

3-1. 状況証拠・物的証拠
犯行現場にいたという証拠。
ただし「犯行現場にいたであろう・犯行をこうやって行ったであろう」というだけで「犯行を行った」とは限らない。
「現場の結果」と他に犯行を行える者がいなかった、つまりその結果はその人しか行えないとして突き詰める。
例: ちぎれたボタンが犯行現場に落ちていた

3-2. 犯人しか知りえない情報
犯行を行った者しか知りえない発言・行動
警察がマスコミには知らせず報道もされないので、捜査陣と犯人しか知りえない「秘密の暴露」。
例: あれ、おかしいですね。被害者がメガネをかけていた、なんてことは一切報道されていませんが?

3-3. 犯行を裏付ける唯一無二の証拠
その時間、その場所で、「犯行を行った」とされる証拠。
犯行現場・犯行と直接結びつけられる何か(物・条件)。
他に犯行現場に行ける・犯行を行える人物がいないという証拠。
犯人の所有物(大量生産されていない固有の物)、犯人のDNAなど。

4. 犯行動機
犯行を行うための理由・原因。
利己的、独善的、快楽、偶発的な事故、正当防衛、怨恨、私情など。

加害者と被害者・現場との結び付け


  • 加害者が関係者しか知りえない発言・行動(事前に知っているため本来必要とする何かを省略していることで不審に思われる)
  • 現場に加害者の何かが残留(気付かないうち・気付いているが何かしらの理由で残留)
  • 加害者に被害者の何かが付着、もしくは加害者が被害者の何かを所持(気付かないうちに付着、もしくは気付いている・所持しているため行動制限を受けることで不審に思われる)
  • 被害者が加害者の何かを所持、何かが残留、加害者を示唆(思慕、悪意、偶然、意図的)

犯人と対決


※この対決パターンは一例であり、これ以外にも様々あります。

集合・招集
犯人を含め関係者が集まっている(集める)。
例: 「集まっていただき、あざーっす!」

※誰かに危険が迫っていて駆けつけるパターンあり。
※犯人と誰かが話していて死に土産的に自発的に事件について話し出すパターンあり。
※犯人のいる場所に訪れる場合(訪問・急襲)あり。

説明・疑問・質問
事件について語る・事件について疑問に思う・関係者に質問を投げかける。
例: 「この事件、非常にやっかいでした。なんせ密室で行われましたからね」

核心ポイント
犯行・犯人を導き出す決定打の発表。
例: 「この『ヘリウムガス』なんですわっ!つまり、このガスを吸っても声が変わらなかった人物。そう、鮎川翔さん。あなたですっ!!」

核心の説明
犯行・犯人を導き出す決定打の説明。
例: 「マスクの中に仕込んでおいた小型のスピーカーであたかも声を出して話しているように見せかけ…」

言い訳
犯人の言い訳。
例: 「ちょっと待て、ちょっと待って、刑事さん。おさかなクンも声が変わらなかった。俺だけじゃね~よ」

※「核心ポイント」「核心の説明」「言い訳」の三つを繰り返す。最終的に言い訳できない決定的な証拠になったら以下「観念」へ。
※「言い訳」を無しにしてすぐに自供を始め、複数の謎を主人公が明かしていく方法もあります。

観念
犯人が犯行を認める決定的なセリフ。
例: 「あいつが…、あいつが俺を裏切らなったらこうはならなかったんだよ…。そう、俺がやったんだよ」

自供
犯人の犯行方法や犯行動機の自供。
事件のきっかけや事件の回想シーンを入れて具体的に説明。
例: 「事前に録音しておいた声をパソコンを使って低音ボイスに変え…。まさか削除したと思ったのに残っていたとはね…」

質問
主人公か犯人が謎に思ったことを質問。
※これはなくても可。
例: 「いつごろ気付いた?」「なぜおれだと思った?」「なぜ○○さんだったの?」「一つだけわからないことが…」

補足説明
逮捕後に事件の説明で足りない部分の補足説明。
例: 「カブトムシが欲しかった」そんな身勝手な理由で…。

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犯人の結末


逮捕される
逮捕され、罪相応の刑事罰を受ける。

軽い処分
逮捕されるが、動機に一定の理解ができるので比較的軽い処分になる。いわゆる情状酌量の余地あり。
犯行動機としては、偶発的な事故だった、善良行為による犯行だった(※独善的すぎる内容は除く)、被害者的な立場だった、心身共に追い詰められていたなど。
逮捕されるまで・逮捕されてから警察署に連行されるまで、会いたい人に会うために寄り道(遠くから様子を見る)・話したい人と会話するなどの配慮がされることあり。
軽犯罪であれば、見逃すこともある。

死ぬ
破滅を前にして自殺する、誰かに殺される(主人公側か敵側)、改心して自己犠牲で死ぬ。
主人公側と痛み分け?犯人の勝ち逃げ?な展開。

死んでいなかった
火災や爆発などに巻き込まれて死んでしまったように見せておいて、実は生きている。
事件自体は解決しているが、犯人はまだ生きていてまだまだ続くかのような展開。

無罪になる&罰を受ける
逮捕すること(刑事罰を与えること)ができないが、罪に釣り合うかそれ以上の罰(制裁)が加わる、もしくは罪に釣り合うかそれ以上の善良的な行為を行う。
主人公側と痛み分け?犯人の勝ち逃げ?な展開。

逃亡
(逮捕後)どこかに逃げる。逮捕されるか逃げ続ける。
(主人公側と痛み分け?)犯人の勝ち逃げ?な展開。

事故
他殺・自殺に見えて実は事故だった。

自殺
他殺・事故に見えて実は自殺だった。

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