ショートショートの書き方

ショートショート」の作り方を紹介します。
ちなみにショートショートと言えば、星新一さんですね。
星新一さんのような物語を作る方法を紹介します。

前書き


まずは、ストーリーに「起承転結」を付ける方法を紹介します。
ちなみに、起承転結以外にも「三幕構成(序破急)」という方法もあるので、勉強したい方はリンク先をどうぞ。

1. 起承転結の「起」


「起」では「テーマ」を登場させます。
また、「世界観」や「主人公の人間性」も盛り込みます。

星新一さん風の物語を作るのであれば、テーマを「特殊な○○」というようにしましょう。
  • 特殊な存在(例: 魔法使い)
  • 特殊な能力が使える
  • 特殊な物(例: テレポーテーション装置)
  • 特殊な規則に従う(例: 人間の数を制限する)
  • 特殊な場所(例: 夢の中)
  • 特殊な方法で時間や空間を超える
※( )内の例は、星新一さんの作品で実際に使われたテーマです。

ストーリー全体を「現代社会の問題点(※抑圧を感じる世界)」や「人の悩みや不満を連想させる」ようにします。
  • 理不尽さ(「自由」と「強制」※したくもないことをしなければならない)
  • 歯がゆさ(「理想」と「現実」※憧れとは程遠い悪い結果)

「起」ではストーリーだけでなく物語の主人公がどのような人物なのかも説明しておきましょう。
以上をストーリーの序盤に展開することで、これからどのようなストーリーが起こり、どのようなキャラクターが主人公なのかを読者に説明することができます。
※これ以降も主人公の人間性を掘り下げる展開(※説明)を入れておきましょう。

2. 起承転結の「承」


「承」では「起」で登場させたテーマを読者に覚えてもらうために具体的な説明の展開を起こします。

例えば、「起」で魔法が使えるキャラクターを登場させたら、「承」では魔法を使うシーンを入れます。
具体的な説明の展開は、一つだけ、もしくは複数入れます。
もし魔法使いを登場させるのなら、一つの魔法を使って見せる、または様々な魔法を使って見せる、のどちらかにします。
一つにする場合は、その魔法をメイン(テーマ)にストーリーを展開させる場合です。
どのような魔法なのか?を強調します。
一方、複数にする場合は、魔法使いをメイン(テーマ)にストーリーを展開させる場合です。
色々な魔法を使える魔法使い、ということを強調します。

3. 起承転結の「転」


「転」では読者の意表をつく意外な展開を起こします。

パターン1
「承」で説明した「テーマ」を、「転」で「セリフ」や「行動」や「シーン(描写)」などを使ってヒントを作り、「対照的な価値に逆転化」したことを読者に気付かせます。
または、「起」と「承」で読者に思い込み(先入観)を作らせ、それを裏切ります。

パターン1の対照な価値の例。
主人公を以下のどちらかに属させ、途中で価値が変更したことを読者に気づかせます。
※左側が良い、右側は悪い(※価値に落差)。
  • 「得」と「損」
  • 「真」と「偽」
  • 「富」と「貧」
  • 「生」と「死」
  • 「善」と「悪」
  • 「優」と「劣」
  • 「理想」と「現実」

左側がメイン、右側はサブ(※関係性。※上記と違って良し悪しはありませんが、ストーリー的に上記の価値も含んでいることがあります)。
  • 「主」と「従」
  • 「与」と「受」
  • 「攻」と「守」
  • 「問」と「答」

対照的な価値に逆転させることで、ストーリーに大きなギャップ(意外性)を発生させます。
対照的な価値でなくてもギャップを作り出せばいいのですが、それだと「どのように意外なのかが分かりづらい」という問題があります。
そこで価値に正反対の対象があるものを使うことで、読者に「真逆になった!」と認識しやすくさせるというわけです。
(※上記の対照的な価値を使った「損得」「真偽」など、「二字熟語」があります。また、特有の言い回しとして「理想と現実」などもあります。辞典などで対照的な言葉を探す方法で価値のパターンを見つけることができます。)

ショートショートでよく使われるのが「立場の逆転」です。
二人の人物の立場が入れ替わる、という展開を迎えます。
例: 殺そうとしていた人が、逆に殺そうとしていた相手から殺される。

「対照的な価値に逆転化」と「思い込みの裏切り」との違いを説明します。
どちらも読者が意外性に気付いて「おっ!」っと思うのですが、「対照的な価値に逆転化」は文字通り価値を間逆にします。
つまり、ストーリーを作るには対照的な価値を用意するのがポイントになります。
一方、「思い込みの裏切り」は「対照的な価値に逆転化」とは違い対照的にはなっていないけど別の価値に変化したことを読者に気付かせます。
どちらかと言えば、対照的にしたほうが大きなギャップが発生してインパクトがありますが、ショートショートを読みなれている人は勘が良いので展開を見破られやすくなります。
「あっ!このキャラ、相手を殺そうとしているということは……、逆に相手に殺されるんだな!」みたいな感じで先読みされてしまいます。

パターン2
「承」で説明した「テーマ」を、「転」で「セリフ」や「行動」や「シーン(描写)」などを使ってヒントを作り、「何かと同一化(※一つになる)」したことを読者に気付かせます。

パターン2の同一化の例。
例: ある人とある人が同じ人物だった。

同一化する人物が二人だと限らない方法もあります。
例: 「主人公が文通していた相手」が、実は未来の主人公が返事を出していた。

まとめ
仕組みとしては「転」で「対照的な価値に逆転化」か「思い込みの裏切り」、または、「同一化」したことに読者が気付くと「あっ、そういうことか!」となります。
これがショートショートの醍醐味です。
※合理的な展開(納得感のある結末)を読者に気付かせる方法もあります。
※基本的に「構造」を気付かせるのと「意味」を気付かせる両方になります。
「構造」は「対照的」や「同一」など仕組み的なもので、「意味」は「好意」や「真相」など内容的なものです。

特に面白いショートショートにするには、読者が気付いた瞬間に「なにかしらの意味」になるようにします。
この「なにかしらの意味」がイマイチだと、ただ単に物語が急変しただけになります。
この意味をどういうふうにしたらいいのか迷ったときは、「(四字)熟語」や「ことわざ」になるようにするといいです。
あっ!これって「本末転倒」だなとか、これは「相思相愛」だな、「猿も木から落ちる」だな、って読者に気づかせます。
  • 善意を感じる
  • 恐怖を感じる
  • 滑稽さを感じる
  • 殺意を感じる
  • 愛情を感じる
など。

ちなみに、「承」の時点で「転」の展開が読めてしまうのは失敗です。
逆に、あえて先の展開が読めるようにしておいて、それを裏切るストーリー展開を作るのが作者の腕の見せ所です。

描き(えがき)方
「パターン1」や「パターン2」を読者に気付かせる方法としては、「セリフ」か「描写」のどちらかにします。
「セリフ」の場合は「登場人物がセリフを言う」ことにより、「描写」の場合は「展開を描く」ことにより「パターン1」か「パターン2」を読者に気付かせます。
仮に、「死んだと思っていた人物が生きていた」という展開を「セリフ」と「描写」の違いで説明します。

(セリフの場合の例)「えっ!?……お前生きてたの?」
(描写の場合の例)死んでいたと思っていた男が立っていた。

どちらかと言えば、セリフの方が直感的で読者が意味を読み取りやすく、インパクトが増しやすいと思います。
また、この「パターン1」や「パターン2」の展開の前に「予感」を入れる方法もあります。
「パターン」を起こすまでに展開に揺さぶりをかけることで、パターンに入るまでを盛り上げます。

(揺さぶりの例)今日は、やけにカラスの鳴く声が耳に入る。
少しカラスに気を取られていたA。
そのAの前に、死んだと思っていた男が立っていた。

例は、「カラス」という生き物で暗いイメージを読者に連想させてから、意外な展開へ向けています。
「読者心理に変化を与えるような展開」を「予感」として入れるとよいでしょう。

4. 起承転結の「結」


「結」では物語を締めくくります。

物語の終わり方には以下の二通りあります。
  • 物語をスパッと終わらせる
  • 物語の余韻が残るように終わらせる

「結」では、「転」で「対照的な価値に逆転化」などにさせたことを「より印象付けるセリフなどのシーン」を入れます。
「登場人物(主人公)のなにかしらの価値基準」を逆転させます。
つまり、登場人物の「心理」「能力」「状態」「状況」などを「結」で逆転(間逆の展開)に持っていきます。
そうすることで、読者に物語の余韻が残るようにします。

また、物語は以下のような三通りの終わり方のいずれかにします。
  • ハッピーエンド(例: 結婚することになる)
  • バッドエンド(例: 誰かが死ぬ or 殺される)
  • ハッピーにもバッドにもどちらにも取れる(例: 一人は助かるが、もう一方は死ぬ)
※先ほど「3. 起承転結の『転』」のところで列挙した「対照な価値の例」で、主人公をどちらかの基準に属させます。
そこから「良い」から「悪い」、逆に「悪い」から「良い」になるように価値基準を変化させることで終わり方(結末)を調節できます。

別のパターン
その1
「転」のところではなく「結」のところで「対照的な価値に逆転化 or 思い込みの裏切り or 同一化」させる方法もあります。
最後の最後に意外な展開を迎えることで、インパクトのある終わり方にできます。

女性「課長、お時間よろしいでしょうか?」
課長「ん?なんだね?」
女性「私事ですが、明日から名前が変わります」
課長「そうか、結婚したんだね。それはおめでとう」
女性「いえ、離婚したんです」

その2
「承」の段階で読者に「同一化しているような展開」に気付かせます。
あくまで「不確かな同一化」な状況を作ります。
そうすることで「これって同じだよね?」的なストーリーが続くことで「不思議な感覚」に陥ります。

その3
「起」の冒頭のところに「転」か「結」のワンシーンとまったく同じシーンで始め、のちにストーリーが進んでからそのシーンからつなげる方法もあります。

作り方のコツ


ショートショートは、読者が「あっ、そういうことか!」と「意味」に気付くことで面白さが生まれます。
その気付かせる「仕掛け」が「対照的な価値に逆転化」「思い込みの裏切り」「同一化」などです。

対照的な価値に逆転化
最初に「テーマ」を出してストーリーを進め、最後に実はその「テーマ」が間逆の価値のものだったと読者に気付かせるヒントを出します。
例: 警察官と出会う。凶悪犯に立ち向かうための防犯を教わる。実は、警察官の格好に変装した凶悪犯だったということを近所の人の話で読者に気付かせる。

思い込みの裏切り
最初に「テーマ」を出してストーリーを進め、最後に実はその「テーマ」が想像外なものだったと読者に気付かせるヒントを出します。
例: ある女の子のことを見守る心の声で物語が進む。実は、その心の声が人ではなく桜の木だったということを自分(桜の木)の状態を明かすことで読者に気付かせる。

同一化
最初に「テーマ」を出して、次に別の「テーマ」を出してストーリーを進め、最後に二つの「テーマ」が同じものだったと読者に気付かせるヒントを出します。
できれば、その二つの「テーマ」が「間逆の価値」であるものを同一化した方がインパクトがあります。
例: 陰湿なイジメに遭う。助けてくれる子が現れて仲良くなる。実はその子がイジメの犯人だということをその子の持ち物で読者に気付かせる。

合理的な展開
最初に「ある法則的な展開」でストーリーを進め、最後にその「法則性を応用」したことを読者に気付かせるヒントを出します。
例: 「ブクログのパブー - 6key
「あなたを嘘発見器にかけます。私の質問にはすべて「いいえ」で答えてください。もし質問に嘘をついていた場合は、この針が大きく動きます。いまの説明で分かりましたか?」
「いいえ」
しばらくの間、同じやり取りが続いた。

現実オチ
「同一化」や「合理的な展開」をストーリー内で作る以外にも、現実世界を使うことができます。
「同一化」はストーリーの最初に「テーマ」を出して進め、最後に「現実世界のあること」と同じもの(つながりがあること)だと読者に気付かせるヒントを出します。
同様に「合理的な展開」は、ストーリーを進め、最後に「現実世界の法則性」を読者に気付かせるヒントを出します。
現実世界の法則性とは「法律などのルール」「物理現象」「社会的な価値感」などです。

例: 腹を割き、頭を切り取る。おまけに火で焼いてしまうんだ。なんてひどいんことするんだ…。土用の丑の日は気をつけろ。(※ウナギのこと)
例: どうして俺は頭が悪いんだ。くそっ!神様のせいだっ!!神様が悪いんだっ!!男は天に向かってつばを吐いた。(※重力の結果、自分の顔につばがかかる行為をするおバカ)

ストーリーの例


愛は人間を救う

太陽の光が当たらないビルの片隅で、女のことを抱き寄せる男。
男「……どこかにワクチンを作れる科学者はいないのだろうか…。
くそっ、政府は感染防止の措置として彼女を処分しようとしている…」

二人のことを探す政府の者と思われる男たち。
駆け回る足音を聞き、よりいっそう身を潜める男と女。
女「お願いっ、もう私のことはほっといて、あなただけでも逃げてっ!」
男「何を弱気なことを言ってるんだっ!僕が絶対に治す方法を見つけてあげるから。どんなことがあっても君の事を守り続けるから。
………愛してる」
男は、女のことを強く強く抱きしめた。
女「うん……。私もあなたのことを愛してる……」
女の頬(ほお)を伝う涙。

コンピュータのモニターに映し出された男と女の姿。
それを見つめる無表情の白衣姿の男が二人。
科学者A「人工知能から愛情が芽生える…。
どうやらプログラムテストは成功のようですね?」
科学者B「うむ、テストは成功したと言えるだろう。
我々人間が失った『愛情』が彼らによって復元することができた」
科学者B「あとはその愛情のメカニズムを詳しく分析して人間が応用すれば、人が人を愛する日も近いですね」
科学者A「そうだな。
よしっ、これでわれわれの研究に必要なデータはそろったな。
……君、もう必要ないから“感染しているプログラムだけ”消しておいてくれたまえ」
科学者A「はい」

Aはコンピュータの「消去ボタン」をポンッと押した。
すると、モニターから女の姿が消え、何が起こったのか分からず錯乱した男の姿だけが残された。

「実は、男と女の二人がコンピューターの中のプログラムだった」という展開にしてます。(伝わっています?)
だから、消去ボタンを押したら、女が消滅した、ということです。(バッドエンドですね)
あと、人間(科学者)のほうが冷たく機械的な考え方で、プログラム(男・女)のほうが暖かく人間的な考え方をしているといった対照的な人格になるよう表現しています。
それと人を愛する仕組みを生み出そうとしているのにもかかわらず、プログラムだからといって人を簡単に削除するという矛盾した行動を起こしてます。
もし、このストーリーを長くするのであれば、「動物実験」が良いのか悪いのかを連想させるようなセリフを入れると、善悪の表裏一体の関係性を出せて面白くなるかもしれません。

なんとなくもう一本。
メモリーズ

(音声)「あははははっ!やだ~もう~、ちゃんと約束してよ~」

オペレーター(※以下、オ)「こちらでよろしいでしょうか?」
男「……はい」
×社が開発した記憶抽出装置によって、モニターには男が過去に視た映像が音声と共に再生されていた。

男「この彼女の記憶だけ削除してもらうことはできるのでしょうか?」
オ「はい、特定の人物の記憶だけ削除することは可能です。
……確認させていただきますが、本当に削除してもよろしいのでしょうか?
一度削除すると二度と元には戻せませんが…」
男「……はい。忘れたいんです。いや…、消したいんです。
もう彼女とは……、終わったんです…」

(音声)「目をそらさないでよ~、もうっ!」

モニターに再生されている女性の映像を見ながら、オペレターはひとつ大きな深呼吸をし、話し始めた。
オ「顧客情報を他人に教えるということは、本来は我が社のルール上やってはいけないことなのですが…。
先ほどあなたから記憶を抽出した時に、モニターに映った女性を見て驚きました。
この方、先週我が社に来られた女性だなっと思い出しまして…」
男「えっ?!彼女がここに……。
じゃあ、目的は…」
オ「はい。
その時、同じようにあなたの記憶だけを消すことを望まれました」
男「…」
オ「ですが…随分と悩まれていたようでして、結局“約束があるから”と言われて削除されずにお帰りになられました」
男「……」

(音声)「聞いてるの?ねぇ?何とか言って……」

オ「あっ!そういえばこちらの女性、住んでいるところを引き払って故郷に帰ると言われてました。
男「………」
オ「確か……、今日」
男「………………………………まだ間に合いますよね?」
オペレーターは軽く微笑み、男は急いで×社を後にした。

(音声)「ずっとずっと一緒にいようね。約束だよ………」

再生された過去の女性の音声が現在の男に語りかけるように作りました。
あと、「ずっとずっと一緒にいようね」と約束していたのにもかかわらず、二人は分かれてしまっている切ない感じにしてみました。
それと、彼女は彼のことを忘れたくなく、また彼も彼女のもとに向かってるのでハッピーエンド的ってことで。

小さな物語のつくり方2

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長編のストーリーを仕上げる


コツ
「起・承・転」のできれば最初のほうで「謎(※疑問に思う展開)」を作り出すと読者をストーリーに引き込むことができます。
また、ハッピーエンドよりバッドエンドのほうがインパクトのある結末になります。ただしホラー(怪談)っぽくなる可能性があります。

ギャップを入れる
物語の全体としては「転」や「結」で意外な展開を迎えるように作りますが、それ以外にも変化を付けるところがあります。
特に長編のショートショートを作るのなら、読者が読んでいるうちに飽きてくるので、ところどころにギャップを入れます。

例えば、登場人物の考え方を変化させる場合。
肯定的な考え方→否定的な考え方、信頼している→裏切る。
状況(状態)を変化させる場合。
お金持ち→貧乏、幸福→不幸。
このような変化を急激に付ける、もしくは徐々に変化させ、物語にメリハリをつけます。
  1. あるお店の看板に「心が読める能力が身につく」と書かれている。ただし、10万円。
  2. 主人公はアホらしいと思い、信じない。
  3. 彼女から「あなたは女心がわかってない」と怒られる。
  4. 急に信じようと思い、10万円を払って心が読める能力を身につける。

伏線
ストーリーが出来上がったら伏線(※物語のどこかとどこかがつながってくる)を張りましょう。
何気ないセリフや行動があとあとにつながるようにすると、2度目に物語を読んだときに面白くなります。

不思議なキャラ
メインの登場人物(主人公・ヒロイン・キーパーソン)以外に、主人公に絡む人物のなかで少し変わったキャラクターを入れることで物語に面白みが増します。

例えば、コミカルなキャラを登場させる場合。
妙にテンションが高く、ズバズバ嫌なことを言ってくる人物を登場させる。
不気味なキャラを登場させる場合。
無表情で、意味ありげな仕草をする人物を登場させる。

リンク集
ストーリー制作に役立つリンク。

世にも奇妙な物語


ドラマ『世にも奇妙な物語』はショートショートをドラマ化したような作品が多くみられます。
ただし「世にも」は、ストーリーが長いため、起・承・転・結のそれぞれのパートの中にさらに起承転結を含んでいます。つまり、起(起の起承転結)承(承の起承転結)転(転の起承転結)結(結の起承転結)という具合になっています。

ちなみに、「世にも」に登場する主人公の動機の例を挙げてみます。
誰もが思うような願望をストーリーに取り入れてます。
  • 仲良くなりたくても仲良くなれない
  • 好きだけど好きになってもらえない
  • 不幸だから幸せになりたい
  • 貧乏だからお金持ちになりたい
  • 逃げたくても逃げられない
  • ○○が嫌いだから復讐したい
  • ○○が嫌いだから殺したい

人間関係的には。
家庭(親子・夫婦)、会社(上司・部下・同僚)、学校(先輩・後輩)、友達、片思い・恋人、孤立(※それぞれ「元」の場合有り。例えば、元親子、元夫婦など)
視聴者層を意識して友情・愛情・家族愛をテーマにしていることが多いのかもしれません。
時々、「世にも」がテレビ放送されているので、ショートショートの作り方を勉強するのもいいですね。

ジャンル
一回の放送で5作品くらいありますが、そこからジャンルを割り出しました。
試しに最近の放送された作品を当てはめてみてください。どれかに分類できると思います。たぶん「ガジェットSF」はすぐにわかると思います。)

  • ガジェットSF(物)(欲望)(バッドエンド)主人公が現段階の科学ではあり得ない便利な物を使う)
  • スリラー(本人)(緊張)(バッドエンド)(主人公が特殊な状況や状態(能力)で、本人もしくは周囲がドキドキ緊張する)
  • ホラー(他人)(恐怖)(バッドエンド)(主人公が人間もしくは人間以外の存在によって怖さを感じる)
  • ファンタジー(環境)(ハッピーエンド or ハッピー&バッドエンド)(感動)(主人公が現実離れした世界に迷い込む、もしくは現実離れした何かが当然の世界で生活する)
  • 概念(概念)(焦り)(バッドエンド)(主人公が特殊な原理でほんろうされる)

感覚的には以下の3つに分類されます。
  • 楽しい・面白い・萌える
  • 怖い・恐い
  • 感動する・泣ける

人気作品
何十年にわたってテレビ放送されている「世にも」の作品で、「一番好きな奇妙作品大募集」と題して人気作品が募集されました。

その中からテレビ放送された作品の構造をまとめてみました。
時間が巻き戻って友人を助ける ≫ 時間を巻き戻して友人を助ける×α ≫ 時間を巻き戻すことを諦める ≫ 結婚相手が時間の巻き戻りに気付いている(バッド?&ハッピーエンド)
時間SF系(友情・愛情)、異空間系(時間が巻き戻る)、悪化(事故内容が悲惨になる、助けたくても助けられない)、発覚(時間の巻き戻りに他者が気付いている)

ルールを破って謎の男が増える ≫ ルールを破って謎の男が増える×α ≫ 増殖した謎の男に追いつめられる ≫ 別の人間が謎の男になってしまう(バッドエンド)
ホラー系、キャラクター系(座敷わらし・増殖)、悪化(ルールを破ると増える、追い払いたくても追い払えない)、連鎖(他の人物が謎の男になる)

メニュー表の料理を注文し完食する ≫ 料理を注文し完食する×α ≫ 表のメニューが残り少し ≫ メニュー表の最初から注文し直す(バッドエンド?)
スリラー系、キャラクター系(人間・大食い)、規則性(メニュー表の順に注文、失敗しそうで失敗しない)、落差(メニュー制覇という達成感後に一からやり直しの徒労感)

賢い男が謎の言葉の意味が分からない ≫ 謎の言葉の意味が分からない×α ≫ 謎の言葉のプロジェクト責任者に就かされる ≫ 謎の言葉の意味が分からないことが露呈(バッドエンド?)
コメディ系、概念系(特殊な言葉)、悪化(言葉の意味に翻弄される、分かりたくても分からない)、破滅(公に恥ずかしい思い)

借金返済のため思い出を売りお金を得る ≫ 思い出を売りお金を得る×α ≫ 娘の手術費に多額のお金が必要なのですべての記憶を売る ≫ 売ったお金で娘は助かるが娘や嫁の記憶無し(バッド&ハッピーエンド)
ガジェットSF系?(親子愛・夫婦愛?)、装置系(記憶を売ってお金にできる)、悪化(記憶を徐々に失う、思い出したくても思い出せない)、自己犠牲(助けた娘が父を慕うも記憶喪失)


自作の作品を公開したい方へ



小説投稿サイト内で「ショートショート」というキーワードで検索をすれば、誰かが作った作品を読めます。
カテゴリやタグの「ショートショート」をクリックしても見つかります。
ちなみに、自作の作品を有料で公開した場合は収入を得られます。

また、短文投稿サイト「Twitter」では、「twnovel」というタグで短い小説を公開したときに関連付けようという試みがされています。

そのほかの投稿先

個人的な好み
ネットでショートショート作品を読んでいるときの個人的な好みを書きます。

まず、画面を(何度も)スクロールするぐらいの長いストーリーはNGに感じます。
ショートショートは「結末が気になる」ので、長ければ長いほど読むのが面倒に感じます。
もし長いストーリーを読んで結末がイマイチだと、その人のほかの作品も読む気をなくします。
できるだけ短いストーリーが良いと思うので、画面をスクロールしないぐらいの長さのストーリーを作ることをおすすめします。

ポケットに預けた指輪が逃げた。どうせ彼氏が「ドジだな」とでも言うと思ったら、「すぐに見つけるから待ってろ」だって。安物の指輪なのに雨の中真剣に探さなくても。結局、指輪は見つからなかった。かわりにこの指から逃げない指輪が欲しいと左手薬指を指差し、おねだりした。

  • 冒頭で印象的な言い回しで読者のこころをつかむ。
  • 最後はこれまで紹介したように読者にヒントを与えて意味(※上記の場合は「結婚したい」)に気付かせる。
  • 悪い印象から良い印象に変化するよう前後間にギャップをつけています。

ストーリー的に「恋愛」など、人と人とのつながりを盛り込んだ内容が興味を持たれやすいのかな?と思います。
登場人物の男女に恋愛をさせ、結末に二人が結ばれるようにするとハッピーエンド的になります。
逆に、悲恋(悲しい恋)な物語にすると、読者の感情を揺さぶることができます。

(結末に)「自己犠牲」を感じるような展開なんかがいいですね。
人のために自分が犠牲になり、「相手に対する思い」と「自分が犠牲になる」という良い悪いどちらの要素も含まれている、っていうのがいいですね。

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