番組司会者の進行内容

番組中の司会者のお仕事内容をまとめてみました。

司会進行内容


参加者やスタッフとの挨拶・打ち合わせ
事前に参加者やスタッフと挨拶や打ち合わせをしておきます。
参加者の人間性を知ったり、情報を得たり、打ち解けることで本番中の会話が弾むようにします。
また、スタッフと情報交換(企画や参加者の情報収集)や、進行内容(スケジュール)の確認をしておきます。

以降、企画の始まり。

挨拶
冒頭で、企画名、企画の説明、司会者・アシスタントの自己紹介、共演者の紹介をします。
これから何を始めて、誰がどのような人物なのかを紹介します。
挨拶は決まったセリフを言うため、スタッフの出したフリップ(カンニングペーパー)を見ながら言うようにします。
例: 「さっ、始まりました○○ですけども、司会は私○○です。よろしくお願いしま~す」

絡み
挨拶のあとは誰かと誰かが会話をして「つかみ」を作ります。
「つかみ」とは、見ている人(観客)に興味を持たせるため、何かしら面白い会話を繰り広げたりエピソードを話したりします。
司会者自信の面白エピソードか、もしくは共演者に絡んで会話をします。
※ここはメイン企画ではないので手短に行います。

企画の説明
企画の具体的な説明をします。

仕切り(進行)
企画に合わせて情報を説明したり、次へと誘導をします。
  • アドリブで言う
  • 覚えたことを言う
  • 手元の紙、もしくはスタッフの出したカンペを見ながら言う

フリ(進行)
誰かに何かを始める(させる)ためのセリフ。
  • アシスタント・共演者に何かをさせる
  • スタッフに何かをさせる
  • (次の)企画に移る

例: 「さっそく、いってみたいと思います~。題して○○~。
このコーナーはですね、○○を○○しちゃおうという今までにない取り組みです」
「それではスタート!!」

フリ(質問)
共演者に事前に(楽屋やプライベートで)聞いておいた面白エピソードを話させるためのフリ(質問)を入れます。
もちろんアドリブで行う質問のほうが多いです。

あいづち等
共演者が話しているときの発言。

ツッコミ
共演者のおかしな発言や行動にツッコミを入れます。
共演者に天然キャラの人を入れれば、必ず面白い発言や行動をしてくれるのでツッコミを入れやすくなり、笑いを誘えます。
また、特定のジャンルやカテゴリに属している人を共演者としてたくさん参加させると盛り上がりやすくなります。

ボケ
司会者自ら発言や行動でボケます。
コンビの場合は相方に、ピン司会の場合は共演者にツッコミを入れてもらいます。

エピソード
自分の面白い話をします。

休憩
企画が長時間続く場合は、途中休憩を入れます。
軽い飲食をとったり、トイレに行きます。

感想を語る
感想を言います。

締め(共演者)
共演者に感想を言ってもらいます。

締め(司会者)
企画(番組)を締めるセリフを言います。
例: 「さっ、ということで。あっという間に終わりましたけど。やっぱり○○っていいもんですね。ええ。それではみなさん さようなら~」

お別れの挨拶
最後に「さようなら~」「また、お会いしましょう!」などのようなお別れの言葉を言います。

お礼の挨拶回り
参加した人のほうから、もしくは司会者側から相手の楽屋(控室)に出向き、お礼を言います。
※年齢やキャリアによってどちらから出向くか違います。

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司会者を助ける役割


男性司会者+女性
男性が司会をする場合に、ビジュアル(ルックス)的なフォローとして女性のサブ司会(アシスタント)を付けます。
男性観客(視聴者)は男性司会者だけだとつまらなく感じるので、女性のサブ司会を付けることで惹きつけます。

司会者+トーク力のあるサブ司会
メインの司会者にトーク力が不足している場合に、トークのフォローとしてサブ司会を付けます。
特定の司会者をメインとして置きたいが、やや物足りなさを感じるときにトーク力をさらに付け足すことで盛り上げます。
メインの引き立て役として発言するともに、場をうまく仕切ります。

司会者+サブ司会+容姿端麗な人
メイン司会+サブ司会にさらにビジュアル(ルックス)的なフォローとして容姿端麗な人(ルックスが良い人)を付けます。
トークにさほど関わらないが、その場にいるだけで華がある人を置いておきます。

プロデューサー
(モニタ越しに)全体を見ながらフロアディレクターに(インカムで)指示を出し、場を動かします。

フロアディレクター
司会者、アシスタント、スタッフ、観客に指示を出します。

スタッフ
司会者やアシスタント、スタジオに物を運んだり何かを手伝ったりします。
※人前に出るのでそれなりの格好をしておきます。

司会のコツ


出演者との顔合わせ
番組収録(出演)前に、司会者は出演者(ゲスト)と会っています。
ぶっつけ本番で会話するより事前に相手がどういったタイプなのかを把握したり、お互いに緊張をときほぐすために事前に会っているようです。
顔合わせときには途中で会話が途切れて気まずくならないようにするために、数人のスタッフも交えています。

出演者への聞き込み
テレビで行われるトーク番組は、番組収録前にアンケート用紙を出演者に渡して書いてもらったり、司会者やスタッフが楽屋に訪れて聞き取り調査をしています。
そこで得られた情報を司会者が事前に目を通し、トークのきっかけをつかむようにしているようです。
また、スタッフが出演者から事前に得た情報を元に、それを話させるための質問をカンペに書いたものを司会者に見せ、番組を進行させることで会話が弾むようにしているようです。
出演者からすれば事前に答えた情報を本番で聞かれるということが事前に分かるので、話す内容を整理できたり安心感を持ってもらうことができます。

スタッフによる指示
テレビのバラエティ番組や情報番組で、スタッフ(フロアディレクター)がカンペ(スケッチブック)を出している姿が画面に映されることがあります。
漫才大会の『M-1グランプリ』では、少しでも進行をスムーズにするために、スタッフがあらかじめ想定される進行上の発言を書いたカンペを用意し、司会者の今田耕司さんに見せて指示を出しています。
また、紅白歌合戦では、司会者のセリフが細かく台本で用意されているようです。
全体を指揮するプロデューサーがインカム(イヤホン)を通してフロアーディレクターに指示を出し、出演者へ次の行動を指示したりすることもあります。
つまり、司会者以外にも進行を助ける役割を果たす人が何人も関わっています。

司会者の道具
  • マイク(声が遠くの観客や視聴者まで聞こえるようにする。また、誰が場を仕切っているのかをマイクを持つことで視覚的に示す)
  • 司会棒(何かを指し示すときに使う伸縮自在の棒)
  • フリップ・モニタ(紙の板や画面の映像を通して視覚的に説明)
  • めくり(ボードに貼られている紙をめくりながら小出しに文章や写真を現れさせ、次に期待させながら説明)
  • 進行表(司会者の手元に置いたセリフや進行の流れを書いた紙)
  • カンペ(スタッフの手元にセリフや進行の流れを書いた司会者に見せるための紙※スケッチブック)
  • 衣装・コスプレ(司会者らしい衣装。もしくは司会者に面白みを付け足すためのコスプレ衣装やグッズ)
  • インカム(司会者が付けるイヤホン。スタッフからの指示を聞く)


調整企画
簡単に時間を調整できる短めの企画をメイン企画の間に入れておきます。
もし企画が思ったより早く進んでいるのであれば調整企画を長くし、遅く進んでいて時間が足りないのであれば調整企画の時間を削るか企画自体を無しにします。

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