ウケるギャグに必要なこと

世の中には「芸人のタマゴ」の方がいますが、やっぱり「ギャグ」を持ちたいと思っているのではないかと思います。
一つ秘訣を。

ギャグは「単発」でやるとウケません。
なぜなら、ギャグは意味不明だからです。
意味不明なことをしても、誰もが?状態になってしまいます。
でも世の中にはウケているギャグが存在します。

ネタ(漫才やコントなど)で笑いをとった場合、芸人さん自身やネタに対して観客や視聴者は好意を持ちます。
好感を持たれていると観客や視聴者の反応が良くなります。
人気芸人さんが舞台に登場しただけでも観客が大きな歓声を上げることがあります。
そして芸人さんが使用しているグッズが無性に欲しくなる人もいます。
芸能人のサイン色紙って紙に名前が書いてあるだけですが、知名度のない人のサイン色紙は大して何も思わないかもしれませんが、超有名人のものだと見ているだけでうれしく感じると思います。
要するに、これと同じ原理で、好きになっている対象(笑わせられたネタ)の延長線上にあるもの(そのネタに含んでいたギャグ)に対しても好意が生まれるわけです。
好意を持たれているギャグは他の人がやっても同様に笑いが取れたりします。芸人や一般人問わず人気ギャグを真似ると笑いを取ることができます。

例えば、小島よしおさんの「そんなの関係ねぇ~」は、もともとは単発のギャグではなく、ネタの中にあったものです。
そのほかの芸人さんも基本的にネタの中にあることがほとんどです。

では、世間から好意を持たれている芸人さんがギャグをすると必ずウケるのか?というと、そうでもありません。
人気芸人さんでもギャグをするとスベることがあります。それは「新ギャグ」です。
ネタに人気が出て注目を浴び、新ギャグを番組中や囲み取材で披露すると大体はウケません。
なぜなら新ギャグは、その新ギャグを含めたネタがヒットしたわけでもないのにかかわらずギャグとして披露しているからです。
もちろん新ギャグは意味不明になり、観客や視聴者は?状態になってしまいます。
また、無名に近い「ギャガー(ギャグをする人)」のギャグも、一般的には人気が出ません。
好意を持たれていない芸人が、(ヒットしたわけでもないネタに含んでいた)ギャグを披露しているからです。

「一発ギャグ」はそれ自体が「ネタ」として完成しているので笑いを取れますが、「ギャグ」はそれ自体に面白さを持っていないことが多く、それゆえネタ中やコント番組で使ってウケたギャグをバラエティ番組で行っている芸人さんが多いです。

お笑いコンビ・オードリーの春日さんは「トゥース」と言いますが、それ単体だとこれと言って面白みはありません(失礼…)。
それが『M-1グランプリ』で行われたネタがとてつもなく面白かったことで、オードリーさん自身やネタが世間から好意を持たれ、春日さんを含めその中に入っていた「トゥース」に対しても好意が発生します。
そこで超人気者になった春日さんが「トゥース」をギャグとしてバラエティ番組でやったらウケる、ということなんです。
それを知らずにネタや芸人としての知名度のない若手芸人さんがギャグをやると、観客から「はぁ?」と思われてスベるんですね。
また、一般人が考案したギャグも友達の間では好意があるので(それなりに)ウケるかもしれませんが、知らない人の前でやったところで好意がないのでウケることはありません。
要するに、世間から好意を持たれていない人や、極端な言葉(+動き)を言ったところで、ウケるわけがないのです。
だから、ギャグをするには、まずはしっかりとしたネタを作ってその中にギャグを入れておいて、作ったネタがウケたらギャグだけを切り離して披露する必要があるわけです。

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