八時またぎ

「またぎ」
これは知っている人が多いと思いますが、夜7時からの二時間番組の場合、7時55分~8時5分ぐらいの時間の企画のことを「8時またぎ」と言います。

テレビ視聴者は2時間を超える長時間番組を見るときに、他に何か面白い番組がしていないか確認するため、途中でチャンネルを変える傾向があるんですよね。
だいたいは“ちょうど”の時間帯、つまり8時ちょうどになると他局の番組が始まるので変え始めます。
なので、チャンネルを変えさせないよう引き止める必要があるわけですね。

また、逆に他の番組が終了してチャンネルを替えてきた人を取り込もうとします。
そこで、この時間帯に一番視聴率が取れる出演者を画面に映して視聴者を釘付けにしようとします。
つまり、このタイミングでテレビに映っている人は「スタッフからの一押し」ということになります。

ちなみにですが、8時以外の時間帯でも同様のことが行われていますし、8時半など「半またぎ」もあります。
厳密には決まっていませんが、約3分前ぐらいからまたがせようとします。
つまり、8時なら7時57分ごろ、8時30分なら8時27分ごろから一押しの人が画面に映るようにします。

仮に、デジタル時計で「○時59分59秒~○時00分00秒」や「○時29分59秒~○時30分00秒」あたりでまたぐように映っている人物がいるとしたら、視聴率を取れる人物をまたぎに使うわけですから、スタッフが誰に期待しているかが一目瞭然なんですよ。

また、この「またぎ」は、人物だけでなくコンテンツ(番組企画)にも同じように使われます。
面白いコンテンツは必ず上記の時間帯に持ってくるようにしているんですよね。

裏を返せば、あまり期待されていない人物や企画を放送する時間帯っていうのもあるんですけどね。
大体は、番組が始まってひと段落する8時15分頃?~27分までの間ぐらいの「半またぎ」の前あたりの時間帯です。
この時間帯に登場する人物や企画が悪いというわけではなく、あくまでその日の放送で良い人物・企画をまたぎに使う以上、それ以外の人物・企画はそれ以外の時間帯に回されることになるわけです。

  • 番組の最初(視聴者を呼び込む人物・企画。ダイジェスト的にその日の放送内容をチラ見せして視聴者を呼び込む場合あり)
  • またぎ(視聴率を取りに行く人物・企画。説明済み)
  • 番組の最後(例外として、高視聴率を取れそうな人物は最後に登場させ、視聴者を最後まで釘付けにする。「まだ登場しないの?」とSNSで批判されやすい)

そして、「フライング番組」。
他局より少し早めに放送する方法をとっていることがありますよね。
ちょうどになる時間までに放送し始めることで、他局の番組が終わりCMに入ってチャンネルを変えている人を取り込もうとしてます。

これから番組を見るときは「またぎ」の時間帯に誰が登場するのか注目して見てはいかがでしょうか?
特に歌番組やグループ歌手など、複数いる人物の中で誰が特に注目されているかが分かります。

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